エアプランツの留守中の水やり・管理方法って?
LOVEGREEN編集部
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帰省や旅行で長期間、家を空ける時のエアプランツの水やりと管理で気をつけるポイントは3つあります!水やりや置き場も工夫が必要です。普段は様子を見たりできますが、この不在の期間はどうすればよいかを見ていきましょう。
目次
気を付ける3つのポイント
「高温」「風通し」「直射日光」
夏場のおでかけ時はとくに気をつけたいこの3つに気を付けましょう。
水やり対策
長期の外出前にすること
外出1日前の夜にたっぷりと水を与えて、風に当てて乾かしておきましょう。
夏場の朝と昼間の水やりは避けましょう。
夏場の午前中に水をやると、気温が上がるのと同時に水の温度も上がって株が蒸れたり煮えてしまい腐ってしまいますので気を付けましょう。
さらに、意外と気づかないのが熱帯夜です。夏場、夜に水やりをしたから安心と思ってはいけません。クーラーをつけたり、窓を開けたりしていないと室温がグングン上がり、濡れたままのエアプランツは蒸れてしまいます。
そこで少しだけ開けた窓の近くにエアプランツを置いたり、ベランダに出したりして通気性を良くしてください。扇風機やサーキュレーターで空気を循環させるのも有りですね。
乾燥を防ぐには?
バークチップや水ゴケにのせよう!
乾燥を防ぐために、バークチップや、水ゴケの上に置くこともよいでしょう。通気性を考えて素焼き鉢や鉢底皿の上にバークチップか水ごけを敷きます。軽く湿らせておいでもよいでしょう。こうすることで空気が乾燥しても、下のバークチップ、水ゴケが湿度を保ってくれます。濡れタオルを置くのもよいでしょう。タオルの水分で湿度を保つことはできます。
帰宅後の水やり
家を空けていた日数によっては、帰宅後にはたっぷりとお水を与えましょう。1~4日くらいなら霧吹きでの水やりでも大丈夫でしょう。それより長い外出の場合は水やりの回数を毎日~2日に1回に増やしたりしてください。
最終手段として、帰宅後にソーキングをしてたっぷりとお水を与える方法もあります。
エアプランツは基本的に乾燥に強く、蒸れに弱いです。乾燥ではジワジワと弱っていく感じですが、蒸れの場合は一気に腐ってしまいます。そのため、蒸れるリスクのあるソーキングはあくまで最終手段として認識しておくのが良いと思います。
ソーキングとは?
器などに水をはり、水にエアプランツを漬けこむことを「ソーキング」といいます。2~5時間程度漬け込みます。それ以上長時間漬け込むとエアプランツが窒息してしまう場合があります。
ソーキング後は、しっかりと乾かしましょう。葉っぱの間に水が、ずっと溜まっていると腐ってしまう場合があります。逆さまにして、風通しのいいところで管理しましょう。
高温・風通し・日光対策
サーキュレータも回せないし、外は日光が強い・・・
素焼き鉢やざるなどの通気性のよいものに置いて、ベランダなどに置いて管理しましょう。このとき遮光ネットがない場合は工夫して日陰を作ってあげましょう。大体30~50%程度の遮光が理想的です。
外に置く場合は照り返しによる温度上昇を避けるため、地面に直置きはしないようにし、スタンドなどに置くのがおすすめです。
プラントハンガーを使って、軒先に吊るしてもよいですね。
室外で管理
気温の高い夏場は外出中、閉め切った環境に長時間置いておくの避けたいところです。朝に家を出て、夜には帰宅する場合はサーキュレーターのタイマーをつけて外出することができますが、何日もとなると少々難しいですよね…。その場合は、室内ではなく室外での管理をおすすめします。
屋外での管理で気を付けることは日光と温度です。さらに葉焼けを防ぐため直射日光は避けましょう。
気温は30℃以上にならないように
エアプランツは暑すぎる環境は苦手です。遮光ネットで遮光して熱が上がるのを抑えることが大事です。遮光ネットはホームセンター、園芸店、100均でも取り扱いがあります。遮光率は30~50%程度で、西日が当たる場所などはもう少し強めの遮光率のネットでもよいでしょう。
風で飛ばされないようにしよう
エアプランツは軽いので強風で飛ばされてしまう場合もあります。素焼き鉢に入れておいたり、カゴに入れるなどして飛ばされないようにしましょう。
暑さと日光対策のためにもなる遮光ネットは飛ばされることの防止にもなります。
素焼き鉢はシステムトレーに入れておくことで転倒を防止できます。
冬場の留守期間はどうする?
冬場はできるだけ暖かい場所で管理しましょう。エアコンなどの暖房が直接当たらないようにしてください。
10℃以下になる場合は水やりは控えめにし、樹液の濃度を上げて耐寒性を高めてください。
1週間から10日以上の長期の外出になる場合は、ご家族や友人に預けることもひとつの方法です。いくら水やりが少なくても成長するとはいえども、生き物です。長期間水がないのは辛いものです。植物のことを考えて、臨機応変に過ごしやすい環境を作ってあげましょう。
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