エアプランツの育て方|水やりとソーキングのタイミングについて

熊木健二
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よくアパレルショップや花屋さん、100円ショップなどで見かける「エアプランツ」。
「エアプランツ」は、植物の属名でもある「ティランジア(チランジア)」や「エアープランツ」とも呼ばれています。エアプランツという名は、一度耳にしたことはあるのではないでしょうか。今回はエアプランツの魅力と合わせて日常的な管理である水やりと「ソーキング」について紹介していきます。
目次
エアプランツの生育環境
エアプランツ(ティランジア)は、パイナップル科の植物です。
土のいらない植物として、お花屋さんや100円ショップ、雑貨屋さんなどで販売されていたりします。空中に浮いているように見えることから、「エアプランツ」と呼ばれています。
エアプランツは、本来は雨の少ない砂漠地帯や夜中、濃霧になるような森林に住んでいます。樹木や岩石に根を張り、空気中の水分や風で運ばれてきた養分を吸収して暮らしているそうです。なので、土よりも流木やウッドチップ、バークチップ、岩石や水苔などで育てると、自生地の環境に近いため、良いコンディションで育てられると思われます。
エアプランツの水やり
霧吹きでたっぷりと水を与えましょう
水やりの目安は週に2回以上。
霧吹きでエアプランツ全体をスプレーしてたっぷりと濡らします。たっぷりと濡らしたあとはきちんと乾かしましょう。きちんと内側まで乾いていないと蒸れてしまい、エアプランツが腐って枯れる原因にもなってしまいます。
乾燥しているなと思ったら水やりの回数を増やすことも大事。様子をみて調節しましょう。季節や湿度、環境により水やりの頻度は変わってきます。
「たっぷり」の目安は株全体がしっかりと濡れることです。
エアプランツのソーキングの方法と注意点
エアプランツは水も風も大好き。霧吹きでの水やりとは別に、覚えておきたいもうひとつの水やりの方法「ソーキング」をご紹介。
ソーキングとは
バケツやボウルなどの大きめの器に水をはり、その中にエアプランツをつけることです。ソーキングを行う目安としては、月1~2回程度が良いでしょう。
ソーキングが必要な時
・うっかり水やりを忘れてしまっていてカサカサ
・見るからに葉先が乾燥してカールしてしている
・乾燥した日が続いていつもより葉が乾いている
・旅行などで長期間にわたって水やりできなかった、など。
株を乾かしすぎてしまった時の処置方法としてソーキングを行っても良いでしょう。ソーキングの際に、器に張った水に液体肥料を数滴入れてもよいでしょう。
長時間のソーキングには注意!
ソーキングをする時間の目安は6時間程度。ソーキングの時間が長すぎると、根腐れで腐ってしまうこともあるので要注意です。また、ソーキングする水が冷たすぎるエアプランツに負荷がかかってしまうので、常温の水道水を使用しましょう。
テクトラムのソーキングは避けよう
エアプランツには「トリコーム」というティランジアが水を取り込む大事な器官があります。テクトラムはこの「トリコーム」が他の種類よりも毛足が長いため手触りがフワフワしています。その分、水を貯えることに富んでいるためソーキングをしてしまうと水分過多になり傷んでしまう原因にもつながりますので気をつけましょう。
▼トリコームについてはこちらをチェック
▼ティランジア・テクトラムについてはこちらをチェック
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