植物を選ぶとき、その植物の故郷のことを想像してあげてください。
LOVEGREEN編集部
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仕事場の様子や過去の作品、商材などのご紹介をお願いします。
植物に囲まれながら作業をしています。冬場は屋外から室内に取り込むものが多いのでスペース不足になり、作業場も密林化してしまいます。
▼ミニ盆栽
▼ビカクシダ、チランジア
▼多肉植物、着生ラン、電球ポトス
好きなボタニカルスポットやおすすめのボタニカルスポットを教えてください。
ボタニカルスポットと言えるかわかりませんが、海、好きです。
年に数回、植物とアレンジする為の流木を拾いに行くのですが、どんな風にどんな植物と合わせるのか、想像を膨らませながら流木を探すときはわくわくして頭の中は完全にボタニカルしてると思います。笑
ついでに海風と波音で心も洗ってみちゃったりして。春や秋の天気の良い日は最高に気持ち良いです。
一人だとちょっと寂しいので家族を誘って行くようにしています。流木を拾って綺麗に洗い、煮沸して干して、下処理するところまでがピクニック的な家族行事になっています。
楽しんでつきあってくれる家族で良かったと、思います。笑
いま欲しい植物や花を教えてください。
マイブームは、着生ランに心惹かれています。
花というよりは、着生材に食いついていく根の張り方、肉厚なバルブや葉の展開がワイルドなものも面白いなと。もちろん花が咲いてくれたら最高です。
以前ベトナムを訪れたのですが、現地の方々が栽培するワイルドな仕立て、上手なハンギングの楽しみ方を見て、着生ランの魅力にハマってしまいました。
最近は、少しでも扱いやすく日本の栽培環境下でも育てやすいものをという思いで、日本で古くから親しまれていて比較的寒さに強い東洋ランの古典園芸種にもチャレンジしてみています。観賞用に品種改良されている斑入りなど可愛らしいです。
まだまだ勉強中ですが、星の数ほど様々な品種がある着生ラン、コンパクトに楽しめる小型でクリっとした品種、自分の管理と相性の良いもの、欲しいです。
▼ベトナムの宿の庭先でたくさん吊り下げて栽培されていたラン
▼ベトナムのラン屋さんの店内
▼流木に仕立てた小型の着生ラン。
左から長生蘭(セッコク)「大同」、ナゴラン「明丸の縞」、「マツハリラン」
よく読む本や好きな雑誌を教えてください。
ストーリー性のある本はほとんど読まないです。凝り性なので読み始めると読み終わるまで熱中して時間を忘れてしまいそうで怖いのです。笑
品種ごとに解説がしっかりした盆栽の本は頻繁に繰り返し読みます。お手入れや管理の季節などについて毎シーズン必死に勉強していますが、生き物と自然のことなので教科書通りにはいかず、何年繰り返しても覚えきれない情報量にいつも新発見があります。情報と経験を擦り合わせていくような感覚が面白いなと思います。
最後に何かあれば一言お願いします。
植物を選ぶとき、その植物の故郷のことを想像してあげてください。
動物を飼うときと同じように、その植物を栽培できる環境を用意できるのか少し想像して、ピンとくるようなら是非お気に入りを迎えてみてください。植物の小さな変化に気がつくとより愛着が湧いて、成長を観察する喜びが日常を豊かにしてくれると思います。
愛のあるグリーンライフを♡
necomossの飯田さん、ありがとうございました!
グアテマラやベトナムなどの海外旅行や家族で海に流木を拾いにいったりと、とてもアクティブなボタニカルライフを過ごしている飯田さん。お話を聞いて、植物への思いやりを強く感じました。そんなnecomossさんの活動はInstagramやブログでチェックできます!
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