触ると動く!人気の観葉植物オジギソウの魅力
持永久美子
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触れると葉が閉じて下に垂れる姿がお辞儀をしてるように見えるオジギソウ。皆さんも一度は触って遊んだ事があるのではないでしょうか?植物の未知なる不思議な力を感じられ、育てていると動きがあるので愛着もわいてきます。子供達も興味津々!
苗を買ってきても良し、種から育てるも良し。今のこの時期は苗でも出回っているので観察日記や夏休みの自由研究にもぴったりです!
オジギソウとは?
*マメ科、オジギソウ属
*学名 Mimosa pudica
*お辞儀草・含羞草・眠り草とも呼ばれます。
本来は多年草ですが寒さに弱いので一年草扱いにする事が多いようです。
オジギソウの詳しい基本情報&育て方はこちら!
オジギソウの魅力
動く!
何といっても触ると動くところが面白いですね!触る前、開いていた葉が…
ちょんと触れただけで小葉が一対ずつ順番にパタパタと閉じ合わさっていきました。
今はすべて開いている状態ですが、全体的に触ってみると…
みるみるうちに葉が閉じていき、葉全体が付け根から折れたように下向きに垂れ下がりました。
この葉が閉じた後、ゆっくり徐々に元の姿に戻っていきました。
※楽しくて葉に触れすぎると株が消耗して弱り生育が悪くなる事があります。無駄に触りすぎずに丁寧に扱うようにしてあげてくださいね。
観察ポイントがある
オジギソウを観察してみると色々な発見があります。観察日記を描く時に描き甲斐がありますね。まずは茎には多くの棘があります。植え替えの際などは案外痛いので気を付けて作業しましょう。
毛も生えています。特に新芽部分が多いようです。
7月~10月頃に丸いピンクの花が咲きます。このお花が本当にかわいい!
そして花が終わった9月頃にはサヤに包まれた種が出来ます。翌年用に収穫すれば毎年楽しむことが出来ます。観察ポイントが多いので子供の学習用教材の付録にもなっていますね。我が家も子供が種から育てて観察日記をつけていました。
どうして動く?
オジギソウは触ったり、風、振動や温度変化といったちょっとした刺激にも反応するのでセンシチブ・プラント(敏感な植物)の異名もあります。オジギソウの葉には、つけ根に空気まくらのような細胞があり、この中に水分が入っていて普段はぴんとはっています。振動などを感じると葉から細胞に信号が伝えられ、細胞の中の水分が片方だけ抜けて圧縮することによって動くと言われています。
他のネムノキ類同様に、夜間になると触らなくても葉を閉じます。お辞儀をしたり、夜には眠ったりまるで生き物みたいなオジギソウ。目が離せませんね。動かなくても深い緑色の小さな葉姿は可愛らしい一鉢です。気になった方はこの夏是非育ててみてくださいね。
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