プリンセチア・ロゼマーブル|ポインセチアとの違いは?【クリスマスの花】

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金子三保子

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プリンセチア・ロゼマーブル

トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは「プリンセチア・ロゼマーブル」

プリンセチアは、サントリーフラワーズさんが品種改良してできたポインセチアの一種。プリンセスのような華やかな印象とポインセチアを組み合わせて「プリンセチア」と名付けられました。

プリンセチア・ロゼマーブル

ピンクを始め、華やかな色の品種がありますが、プリンセチア・ロゼマーブルは複色の八重咲きタイプ。

 

プリンセチア・ロゼマーブル

プリンセチアの花と思っている部分は「苞」と呼ばれる葉が変形したものです。実際の花は、華やかな苞に囲まれた中心部分で「サイアチア」と呼ばれます。

プリンセチア・ロゼマーブルの苞は、ピンク系のマーブル模様~肌色のようなクリーム色~グリーンの複色。八重咲きなので苞の枚数が多く、華やかな印象です。

 

プリンセチア・ロゼマーブル

本来の葉の色の深緑と苞の外側の明るい黄緑色のグリーンのグラデーションも魅力的。

 

プリンセチア・ロゼマーブル

複色のロゼマーブルは、鉢によって色合いに個体差があり、時にはピンクの苞が混じることも。今回はこのピンクの苞も気に入って、あえてピンクが混じっているものを選びました。マットな淡いピンクが素敵です。

プリンセチアは、ポインセチアに比べると下記のような特徴があります。

  • 「暑さ、寒さに強く丈夫で長く楽しめる」
  • 「花の部分が落ちにくい」
  • 「苞が隙間なく広がるのでボリューム感がありつつ全体としてはコンパクト」
  • 「枝が折れにくい」

 

ポインセチア



熱帯地域のポインセチア

ポインセチア=クリスマスのイメージですが、実際は寒いより暑い方が好きな植物で好みの温度は10~25℃くらいです。

写真のように地植えにするとこんなに大きくなるんだそうです。鉢ものとして出回るポインセチアを見慣れていると、もはや別物です。

プリンセチアはポインセチアより耐寒性が強く作られていますが、それでも日本の冬に外で管理すると一気に弱ってしまいます。クリスマスの季節に鉢植えを買ってきたら、日当たりの良い明るい部屋で管理しましょう。

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金子三保子

フラワーコーディネーター、フォトグラファー、ライター。 2022年6月、日東書院本社より「植物のきもち ~がんばりすぎないガーデニング」出版。 ギフトや装花などのフラワーコーディネート、自身でコーディネートした作品の撮影、雑誌や会員情報誌への提案など幅広く活動中。現在は植物に関する記事の執筆にも携わる。庭仕事はライフワーク。映画「余命1ヶ月の花嫁」ブーケ製作。

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