天然芝と人工芝ってどう違うの?
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庭に芝生を敷きたいけど、なにがいいのだろう? やっぱり人工芝よりも天然芝の方がよいのかな?
今回はそんなお悩みに役立つ人工芝と天然芝のメリット・デメリットをご紹介します。
目次
天然芝と人工芝の違い
天然芝と人工芝は敷ける場所やお手入れの方法が大きく違います。
天然芝は植物なので基本的に日当たりのよいお庭が適しています。一方人工芝は人工物なので日当たりは関係なく、ベランダや屋上など土が無い場所にも敷くことができます。
また、天然芝は芝刈りや水やりなどが必要ですが、人工芝は敷いた後の日常的なお手入れが必要ありません。ローメンテナンスで芝生のあるお庭を維持することができます。
ここからは天然芝と人工芝のメリット・デメリット、そして値段についてご紹介します!
天然芝とは
天然芝は日本芝(≒夏型芝)と西洋芝(≒冬型芝)に大きく分けられます。
日本芝と西洋芝は性質が異なります。一般的な日本芝は冬に葉が枯れてしまいますが、西洋芝は冬も緑の葉を茂らせます。
ただし日本芝は日本の環境に適しており高温多湿に強いのですが、西洋芝は涼しい環境を好むため、暖地では真夏に調子を崩すことがあります。
暖かい地域では日本芝を敷いて、涼しい地域では西洋芝を敷くようにするとよいでしょう。
天然芝のメリット
よく手入れされた天然芝はふかふかとした感触が魅力です。
裸足で歩いても気持ちが良く、クッション性に優れているため、転んだ時にただの地面よりもケガをしにくいです。
ペットにも負担が少ないため、ドッグランなど思いっきり遊ばせたい時にも天然芝はぴったりです。
天然芝のデメリット
天然芝はお手入れが意外と大変。天然芝の生長期(夏ごろ)は毎週~隔週ぐらいの頻度で芝刈りが必要になります。
また、ただの地面よりも雑草が生えにくいとはいえ、どうしても雑草は生えてくるので定期的な草抜きも必要です。
人工芝とは
人工芝は合成樹脂(ナイロン、ポリエステルなど)で作られたフェイクグリーンです。
お庭に敷いた後のお手入れがほぼ必要ないため近年人気が高まってきています。
人工芝は主に葉の長さによって感触が変わってきます。葉の長さが5mm~10mmのものをショートパイルといい、パターゴルフや寝転んで遊ぶのに適しています。
葉の長さが40mm以上のものはロングパイルと呼ばれており、クッション性に優れているため小さいお子さんやペットを遊ばせるのに適しています。
また、感触や見た目を限りなく天然芝に近づけたリアル人工芝も販売されており、できるだけナチュナルな雰囲気のお庭にしたい時には特におすすめです。
人工芝のメリット
人工芝は敷く場所を選ばず、1度お庭に敷いてしまえば日常的なお手入れの必要がありません。
お庭が暗くて天然芝がうまく育たない、芝生の手入れに時間をあまりかけたくないという場合に人工芝はぴったりです。
一般的な人工芝よりも高価にはなりますが、見た目がリアルな人工芝を使えば天然芝を敷いたお庭にかなり近い見た目にすることができます。
人工芝のデメリット
人工芝は使っているうちに葉が取れたり横に倒れたりしてきます。そうなると見た目が悪くなるため、だいたい7~10年程度で人工芝を交換する必要があります。
また、熱を吸収しやすいため真夏などは熱くなりやすいです。裸足で歩くことは避けるようにしましょう。
天然芝と人工芝の値段
天然芝と人工芝の値段を比べた場合、一般的に人工芝の方が高くなります。ここでは天然芝と人工芝の値段についてご紹介します。
天然芝の値段
天然芝の相場は約3,000円/㎡です。春~初夏にホームセンターなどで売られており、簡単に購入することができます。
自分でDIYして天然芝のお庭を作りたい! というときは芝張りの適期(3月~6月)に天然芝を購入して行うようにしましょう。(※天然芝は梅雨時期までに作業を終えないと夏の暑さで根が張りにくくなります。)
人工芝の値段
商品によって値段は変わりますが、人工芝の相場としては約6,000円/㎡です。
時期を問わずにホームセンターやネットショップで販売されています。見た目のわりに重量があるため、DIY用に自分で人工芝を買いに行くときは気を付けましょう。
天然芝 / 人工芝をお庭に敷くには
天然芝や人工芝 をお庭に敷くには自分でDIYする方法と、プロにお願いする方法があります。
ただし、お庭に芝生を敷くには重機で整地をしたり防草シートを張ったりと、想像以上に重労働なためプロにお願いするのがおすすめです!
その方が結果的にコストも安くきれいに仕上がることが多いです。
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