保湿&雑草対策!剪定した枝をマルチングに使ってみた。
土屋 悟
このライターの記事一覧
庭木の手入れをしたときに出る剪定枝。処分に手間がかかるのが困りものですが、マルチングに使えば庭から持ち出す手間も不要です。
今は空き家になっている実家の庭木の剪定と剪定で出た枝の処分方法についてご紹介します。
目次
GWに庭木を剪定!
季節によって植物の状態はどんどん変わっていくので、ジャストなタイミングで行うのが基本です。
しかし、そうと頭ではわかっていても、ついつい時期を逃しがちでもあります。今回は、剪定の最適期ではないけれど、ゴールデンウィークに庭木の剪定をしました。
誰も住んでいない実家の庭
我が家の場合、親を近所に呼び寄せているため、実家はあるけれども誰もいないという状態。自分で住んでいれば少しずつでも剪定できるのですが、なかなかそうもいきません。
冬から春先ににかけての時期に庭木の剪定をすませておけばよかったのですが、なんだかんだで剪定をしないで来てしまっていたので、ゴールデンウィークに一念発起して剪定をしました。毎年ついついこのくらいの時期になってしまいます。
剪定枝の処分について
剪定は、枝を切るという作業自体も労力が要りますが、剪定枝の処分にも多くの時間と手間がかかります。ゴミ袋に入れるためには細かく切りそろえなくてはいけませんし、自治体によっては剪定枝をゴミで出すためのシールやゴミ袋を用意しないといけないこともあります。
そうした手間が面倒というところもありますが、せっかく肥料や腐葉土を庭に使ったのに、伸びた枝をゴミとして捨てることが少し残念に感じてしまいます。剪定枝を細かいチップにして、堆肥コンポストなどで堆肥にするという手もありますが、いきなりそこまで手をかけるのもハードルが上がってしまう気がします。
剪定枝をマルチングとして活用してみる
手間も考えて、今回は剪定した枝を植え込みの地面に敷き、マルチングにすることにしました。
庭の手入れのために頻繁に足を運ぶことができないので、「雑草予防」と今回は剪定と一緒に新しくオリーブの木を植えるので、根が乾きすぎないように「乾燥の防止」というのが主な目的です。
まず、モミジを剪定
まずはこちらのモミジを剪定します。
多少枝は抜いたのですが、まだ強い枝が残っていますし、ところどころ枝葉がこんもりしてしまっているのがモミジらしくありません。
剪定後のモミジ
剪定後のモミジがこちら。
剪定前は樹冠の内部にまで光が入り、枝の下についた葉も明るくなりました。
モミジは夏に西日が幹に当たると、幹が傷むことがありますが、これはまだ5月上旬の状態なので、梅雨までにもう少し枝葉が茂れば問題無いはずです。
ちなみに、モミジはハサミで切ると切ったところから枯れ込むけれど、折れるとそこから枯れ込みにくいという話を聞いたので、ハサミはあまり使わず、枝を折り取って剪定しました。
剪定枝を保湿&雑草対策として活用
モミジを剪定して出た枝がこんなにたくさん。この量をゴミ袋に入るよう、細かく切ると思うと気が遠くなりそう。
さらに、実家には今誰も住んでいませんので、ゴミ回収の日に剪定枝をゴミ出しすることが出来ません。そうなると、この剪定枝をゴミ袋に詰めて、自分の家まで持って帰るのが手間なのでマルチングとして活用します!
雑草対策として剪定枝を活用
雑草を抑えるために、庭いっぱいに剪定枝をマルチング。
ここに日常的に住んでいるとなるとあまり現実的ではないかもしれませんが、現在、実家は普段人が住んでいないので、庭が剪定枝でふさがっていても特に困ることはありません。
とはいえ、いつまでもこのままというわけにはいきません。次回来る時には剪定枝も乾いてかさが減って扱いやすくなったところで、堆肥などにする予定です。
庭いっぱいに敷いても剪定枝はまだまだあるので、雑草を抑えるために植栽のまわりにもマルチングしました。
保湿対策として剪定枝を活用
今回は伸びすぎた樹木の剪定のほかに、人通りの多い道から庭がのぞけてしまう部分に、常緑のオリーブを目隠しとして植えることに。
気温が高くなってきている5月上旬。雨が多い梅雨もまだ来ないし、水切れしていないか毎日確認することが出来ないこともあり、植えつけに最適なタイミングとはいえません。
植えつけるオリーブは、自宅のベランダで実生から15年ほど育てた愛着のある木なので、ダメもとでやるわけにはいきません。
オリーブは植えつけ前に、水を張ったバケツにポットごと浸してよく水を吸わせておきました。
深さ40cmほどに掘った植え穴には、底に大粒の赤玉土と腐葉土を入れて、庭土とよく混ぜ合わせてあります。植え穴にオリーブを入れて、赤玉土と腐葉土の混合用土で植えつけ、水ぎめをして根鉢と用土をなじませ、最後に株もとに剪定枝でマルチングをして完成です。
以前の剪定枝マルチングの様子
実はこれ以前にも剪定枝を植栽の間に敷いたことがありました。
剪定枝をマルチングしていると、特に草丈が高くなる雑草は生えにくくなるような気がします。
上は昨年の秋に根伏せしておいたアカンサス・モリスですが、マルチングの間から葉を広げています。アカンサスは強い植物なので、マルチングをしておいても顔をのぞかせてくれましたが、勢いが強くない植物を植えてある場合は、生長を妨げないよう気をつけましょう。
特に、地上部が無くなる秋〜冬に剪定した枝をマルチングするときには気をつけましょう。アカンサスの右下に写っているカタバミは、このあとに抜いておきました。
\次は我が家の剪定道具をご紹介!/
関連ワード
今月のおすすめコンテンツ
「保湿&雑草対策!剪定した枝をマルチングに使ってみた。」の記事をみんなにも教えてあげよう♪