寒さが苦手なレモングラスの冬越し剪定をしよう!
金子三保子
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LOVEGREEN編集部のベランダに植えたレモングラス。初夏にポット苗のサイズで植えこんだものが、かなりのサイズに生長しました。この時期のレモングラスの管理、冬越し剪定とレモングラスティーの簡単な作り方をご紹介します。
目次
レモングラスは寒さが苦手
レモングラスは寒いのが苦手な非耐寒性*のハーブです。東京でも露地での冬越しはなかなか厳しいです。レモングラスは本来は多年草ですが、日本だと地上部分をそのままにしていると、寒さにやられてしまいます。掘りあげて鉢上げするのが一番安全ですが、東京程度の冬の気温だと地植えの大株になっていれば、切り戻してマルチングをする方法で冬越しできる場合もあります。または、一年草と割り切って、毎年ポット苗を買うという人もいます。
*非耐寒性とは?
最低 でも7~10℃以上の温度が必要なので、地植えした植物は鉢上げをして軒先や室内に取り込む必要がある性質。
初夏に植えこんだ苗はポット苗サイズでした。それが半年で、こんなに生長! 深さがあって大きな花壇なのと、3階で1日中日当たり良好なので、レモングラスに適した環境だったようです。
レモングラスの冬越し剪定
それではレモングラスの剪定をご紹介します。
レモングラスの茎を地際で剪定していきます。
レモングラスは葉が鋭くて、手を切ってしまう場合があるので注意しましょう。それにしても、これがポット苗だったと思うと驚きの生長力です。レモングラスは剪定していると、香りがとても良いので癒されますよ。
株の直径30cmはあります。
剪定完了です!
大量のレモングラス。今年は10月に2回も台風が来たので、葉っぱがかなり傷んでいます。
防寒のために、苗の上から腐葉土やワラなどをかけてマルチングをします。
今回は、外でしか管理ができないのでマルチングの方法をとりました。より確実な冬越しをしたい場合は、苗を掘りあげて適温の場所で管理する方法もおすすめです。環境に合わせて、来春芽が出てくるのを楽しみに、レモングラスの冬越しに挑戦してくださいね。
レモングラスの利用法
一番の利用法は、レモングラスティーとしてがおすすめです。香りもよく、癖がないので飲みやすいハーブのひとつ。
今回、オフィスで収穫したレモングラスを使って、簡単にレモングラスティーを作ります。
レモングラスティーの作り方
とても大きく育った収穫したてのレモングラス。とてもいい香りがします。今回、編集スタッフみんなでレモングラスティーを飲めるよう、たっぷりと使います。
①レモングラスを細かくカットしていきましょう。
②水でよく洗います。冒頭でもお伝えしましたがレモングラスの葉はとても鋭く、手が切れてしまうので洗う際、注意しましょう。
③鍋にお湯を入れて沸かします。沸騰したら、先ほど洗ったレモングラスを投入。
④蓋をして5分ぐらい蒸らします。
こちらでレモングラスティ―の完成。
今回は編集スタッフの人数が多かったので、レモングラスティ―をたくさんの量作るときの方法をご紹介しました。
自分で楽しむときは、レモングラス1本で一人分のお湯の量で試してみて、自分好みのレモングラスの量を見つけてみてくださいね。レモングラスの他、ミントやレモンバームなどのブレンドも飲みやすいハーブティーの組み合わせです。また、アールグレイティーなど紅茶にレモングラスを少量入れて入れて作るお茶もおすすめ!
レモングラスティ―はフレッシュな状態から作るのと、天日干ししたものと少し味が変わりますので、もしフレッシュの香りを楽しみたいときは収穫したレモングラスを水に挿して飲みたいときにレモングラスティ―を入れるのも、おすすめです。
刈り込んだ葉は、天日干しでドライハーブにして、食用の乾燥材を入れれば保存可能。ドライにすると、また香りが変わるので試してはみてはいかがでしょうか。
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