ムクゲの花言葉|花の特徴、種類、フヨウとの見分け方
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ムクゲの花言葉と花の特徴、種類、フヨウとの見分け方についてご紹介。ムクゲは、夏の暑い盛りに涼やかな花をたくさんつける夏の花。
目次
ムクゲの花言葉
ムクゲの花言葉は「デリケートな愛」「尊敬」
ムクゲの花の特徴、名前の由来
ムクゲは、夏の暑い盛りに涼やかな花をたくさんつけるアオイ科の落葉低木。非常に強健で刈り込みにも耐えることから、街路樹として利用されることもあります。南国を思わせる花ですが、耐寒性が非常に強く、北海道でも地植えにすることができるほどです。
ムクゲの名の由来は、中国名の木槿(もくきん)が変化した節や韓国名の無窮花(むきゅうか)が変化した節など、諸説あります。
花は梅雨のころから秋まで長期間開花し、開花期間が長いですが、ひとつひとつの花は一日花です。
ことわざで「槿花一日の栄(きんかいちじつのえい)」や「槿花一朝の夢」と言ったムクゲを冠したものがありますが、これはムクゲの花が1日でしぼんでしまうことを栄華のはかなさに掛けた言葉です。
種も花粉もちょっと変わっているムクゲの花
ムクゲの花をよく見ると一粒一粒の花粉が肉眼でもよく見えます。ムクゲの花粉は、ほかの植物より大きく0.1mmほどあります。肉眼では球形に見えますが、顕微鏡で見るとびっしりと棘が生えた変わった形をしています。
ムクゲは花粉を虫に運んでもらう虫媒花なので、虫に上手くつくようにトゲトゲの生えた花粉に進化したのだと考えられています。
▼ムクゲの詳しい情報はこちらもどうぞ
ムクゲの種類
ムクゲは非常に花の種類が多く、花色は桃色、藤色、白色など白~紫まで多彩で、八重咲き品種も多くあります。よく見かける白地で花の底が赤い花を咲かせる品種は「日の丸」と呼ばれますが、茶人の千宗旦がこの花を茶花として非常に愛したことから「宗旦ムクゲ」とも呼ばれています。
その他にも濃い桃色で八重咲きのシャクヤクのような花を咲かせる「ポンポンルージュ」や淡い桃色が美しい「鳥取花笠」、藤色の八重咲き品種である「紫玉」、青に近い藤色が涼しげな大輪の「夏空」などがあります。
ムクゲとフヨウの見分け方
フヨウ
見た目がとても似ているムクゲとフヨウ。一番簡単な見分け方は葉の形です。
ムクゲの葉の大きさは小さめで、形は鋸歯で切れ込みが入っています。一方、フヨウ(芙蓉)は大きな葉で手のひらのような形をしています。
葉の色はムクゲは深緑、フヨウ(芙蓉)は明るい緑色です。木全体としての樹形は、ムクゲが直線的、フヨウ(芙蓉)は放射状に広がるように伸びるので柔らかな雰囲気があります。
▼その他の見分け方もこちらでご紹介しています。
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