ハマナスの花言葉|花の特徴、名前と花言葉の由来、種類
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ハマナスの花言葉、花の特徴、名前と花言葉の由来、種類をご紹介!ハマナスは、鮮やかな花を次々と咲かせる日本原産の原種のバラのひとつ。
目次
ハマナスの花言葉
ハマナスの花言葉は「悲しくそして美しく」「旅の楽しみ」
ハマナスとは|花の特徴、名前と花言葉の由来
ハマナスは、バラ科バラ属の落葉低木。日本原産の原種のバラのひとつで、耐寒性が強く、日本では北海道をはじめ中国地方より北の日本海側、太平洋側の茨城までの海岸沿いの砂地に自生しています。低温と潮風に強いため、海岸の公園緑地などでもよく見られます。トゲが多いので手入れの際は注意が必要ですが、そのトゲを生かして侵入防止の生垣などにも利用されています。
4月~7月に枝先に一重で黄色の雄しべとのコントラストが印象的な濃いピンクの美しい花を咲かせます。一つ一つの花は一日花ですが、次々と華やかに咲きます。花にはほのかな良い香りがあり、精油や香水の原料として利用されています。花言葉「悲しくそして美しく」は、美しく咲くハマナスが一日花であることからつけられたそうです。
学名 Rosa rugosa の rugosa は、「シワのある」という意味で、でこぼこしたシワのある葉にちなみます。ハマナスという和名の由来は、浜辺に咲くこと、ナシのような実を付けることから「浜梨」と呼ばれていたものが変化したとされています。
花後にできる実は秋に赤く熟します。この実はローズヒップと呼ばれ、古くから食用として、生食のほか、ジャムやお茶、果実酒の材料として使われています。
北海道に多く自生しているハマナスは、「純朴、野性的で力強い」「花の色が鮮明で、葉も美しい」「生命力が強く育てやすい」の理由から北海道110年を記念して行われた一般公募により昭和53年に「北海道の花」に指定されています。
ハマナスは皇后・雅子様のお印
ハマナスは、皇后・雅子様のお印です。
お印とは、皇室の方々が記名の代わりに身の回りの品につける印章のことで、おひとりに一つのお印が決められています。花や植物などが最も多く、天皇陛下は梓、愛子内親王殿下はゴヨウツツジがお印となっています。
ハマナスの種類
ハマナスのほか、ハマナシ、学名のロサルゴサなどの名前で流通しています。花色は赤に近い濃いピンク、ピンク、白花などがあります。咲き方は、一重のほか八重咲きがあります。
園芸用のバラとして流通するハイブリッド・ルゴサ系の品種は、ハマナスが交配の片親になっている品種で、純粋なハマナスではありません。
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