ウド(独活)の花言葉|花の特徴、名前の由来、種類
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ウド(独活)の花言葉、花の特徴、名前の由来、種類をご紹介!ウド(独活)は日本に自生し、独特な苦みが山菜として好まれ、古くから親しまれている多年草。
目次
ウド(独活)の花言葉
ウド(独活)の花言葉は「おおらか」「淡泊」「忘れてしまった思い出」
ウド(独活)について|基本情報
科・属 | ウコギ科・タラノキ属 |
和名 | 独活 |
英名 | Udo, Japanese Spikenard |
学名 | Aralia cordata |
原産地 | 日本 |
開花期 |
8月~9月頃 |
ウド(独活)とは|花の特徴、名前の由来
ウド(独活)は、ウコギ科タラノキ属の耐寒性多年草です。食用にするのは、春~初夏に芽吹いた新芽、茎や葉の部分です。大きく生長したものは、茎が固くて食用にできません。育ちすぎたものは、先端の若い芽や茎、柔らかい葉や蕾、花であれば食べることができます。
ウド(独活)は、高さは約2mまでも大きくなるのに、生長すると食用にできず、建築材料にするには弱くて使えない植物。「ウド(独活)の大木」という言葉がありますが、そんなウド(独活)を人間にたとえ、「体ばかり大きくて役立たずな者」を意味するようになりました。
ウド(独活)は栽培されたものが流通しており、スーパーや青果店などで購入できます。ただ、栽培ものは遮光して作られる「軟白独活(白ウド)」が多く、野山に自生している山菜として好まれる山ウド(山独活)は、東京のスーパーではあまり見かけません。山ウドとして流通しているものの多くは、露地栽培で盛り土をして茎を白く育てた葉先が緑色の緑化ウドです。自生のウドと栽培ウドは、見かけや味に違いがありますが、分類上は同一品種です。
ウド(独活)という名前は、山野で大きく育った株が、風もないのに独りで葉を揺らす様子に由来しているそうです。
ウド(独活)の花
ウド(独活)の花は、7月~9月頃、小さな花が球形に集まって伸びやかに咲きます。ひとつひとつの粒が蕾で、そこからはじけるように白い花が開きます。花や蕾の部分を天ぷらにすると、ぷつぷつした食感でウドの味がしてとても美味しいです。花が咲く季節にしか食べることができない、貴重な味です。
ウド(独活)の種類
山ウド(山独活)
山ウド(山独活)は、17~18℃くらいの涼しい環境を好み、山野の日当たりの良い場所や、半日陰の水気のある斜面や崖などに自生しています。旬は5月~6月頃。山ウド(山独活)は、栽培ものより香りも歯ごたえも強く、野性味に富んでいます。
白ウド(軟白独活)
遮光して白く栽培されたウド(独活)を、軟白独活あるいは白ウドといいます。全体が白く、山ウド(山独活)に比べて苦味が少ない特徴があります。
緑化ウド
露地栽培で盛り土をして茎を白く育てたウドで、葉先は緑色です。
ミヤマウド
ミヤマウドは、日本固有種の多年草。関東から中部地方の標高の高い山地に自生しています。全体に毛が少ないのが特徴で、山菜として流通しているウド(独活)と違い、食用にはできない種類です。
ウド(独活)の栄養
ウド(独活)には、水分、食物繊維、カリウム、アスパラギン酸、クロロゲン酸、葉酸など、体に必要な様々な栄養素が含まれます。
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