ヤドリギ(宿り木)の花言葉|種類、特徴、色別の花言葉

LOVEGREEN編集部
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ヤドリギ(宿り木)の花言葉や種類や特徴をご紹介。ヤドリギ(宿り木)は、樹木の上の方に丸く鳥の巣のような形状で寄生する植物。
ヤドリギ(宿り木)の花言葉
「ヤドリギ(宿り木)」の花言葉は「困難に打ち勝つ」「忍耐」。
ヤドリギ(宿り木)について
科・属 | ヤドリギ科・ヤドリギ属 |
和名 | 宿り木、寄生木 |
英名 | mistletoe |
学名 | Viscum coloratum |
原産地 | 日本、中国 |
開花期 | 2月~3月 |
ヤドリギ(宿り木)の特徴
ヤドリギ(宿り木)は漢字で書くと、「宿り木」あるいは「寄生木」です。この名前はヤドリギの性質に由来するもので、他の樹木に寄生することから呼ばれるようになりました。
ヤドリギ(宿り木)は常緑で半寄生の灌木(かんぼく=低木)です。半寄生というのは、自分でも葉緑素を持っているため光合成ができますが、他の植物(寄生主)からも栄養を取って生長する植物のことを言います。
ヤドリギ(宿り木)はケヤキやブナ、ミズナラなどの落葉樹に寄生し、11月~2月ごろに実をつけ、2月ごろに花が開花します。雌雄が分かれている植物で、雄花と雌花があります。実は白、淡い黄色、オレンジなど、ヤドリギの種類によって様々です。また、赤い実をつけるアカミヤドリギという種類もあります。
ヤドリギ(宿木)の変わった繁殖方法
ヤドリギ(宿木)の果実は固い果皮に包まれていて、中の果肉は粘着質です。それを食べた鳥は、フンがねちょねちょとお尻から離れず気持ちが悪いので、お尻を樹の枝にこすりつけてフンを取ろうとします。この時にヤドリギ(宿木)の種もフンと一緒に樹の枝に付着し、無事に宿主を見つけて発芽に至るという仕組みです。寄生植物は繁殖方法として、胞子や種子を風に乗せて飛ばすものが多いので、ヤドリギ(宿木)の繁殖方法は一風変わっていると言えます。
ヤドリギ(宿木)の下でキス
ヤドリギは永遠を象徴する神聖な樹とされています。昔からヨーロッパでは、クリスマスツリーにヤドリギの枝が飾る習慣がありました。
ヤドリギにまつわる言い伝えの中でも特に有名なのが、「ヤドリギの下に立っている女の子にはキスをしてもいい」というお話で、ヨーロッパに古くから伝わる伝説です。
▼その他にも様々な伝説が存在しています。
▼ヤドリギ(宿り木)の関連情報
ヤドリギ(宿木)
- ヤドリギ(宿木)は、樹木の枝に丸く球のように付着する、常緑の半寄生植物です。高木の枝の途中に30㎝~100㎝くらいの緑色の球体となって寄生します。冬に公園やゲレンデなど広い場所で落葉した樹の枝にグリーンの大きなマリモのような塊を見たことはありませんか。冬の落葉樹に寄生している姿が有名ですが、常緑樹にも寄生します。 ヤドリギ(宿木)はそんなに珍しい植物ではありません。国内では、沖縄以外の至るところで見かけられます。落葉樹の葉がなくなる冬に、高木の上の方の枝で見かけることが出来ます。ヤドリギ(宿木)は街中の公園や街路樹にも寄生しています。少し注意深く周りを観察すると、意外なところに生えています。