バンクシアとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
バンクシア
学名

Banksia

英名
Banksia
科名
ヤマモガシ科
属名
バンクシア属
原産地
オーストラリア

バンクシアの特徴

バンクシアは、オーストラリア原産のヤマモガシ科の常緑樹です。オージープランツと呼ばれるオーストラリア原産の植物の中でも人気があり、鉢ものや切り花として流通が増えています。

夏から冬にかけてタワシ状のユニークな見た目の花が開花します。種類が豊富で品種によって花の色や形も様々です。花だけでなく葉の形も個性的なものが多いので、花が咲いていない時期も年中見応えのある樹木です。

寒さや湿気などに気をつければ基本的には育てやすく、鉢植えやコンテナ栽培、温暖地では庭植えでの栽培も可能です。

バンクシアの詳細情報

園芸分類 オーストラリアプランツ
草丈・樹高 1m~15m
耐寒性 強い
耐暑性 強い
開花時期 品種による

バンクシアの栽培環境

日当たり・置き場所

バンクシアは、日当たりと風通しが良い場所での栽培が適しています。冬に寒風の通り道になるような場所への植栽は不向きです。

用土

水はけと通気性が良い土が適しています。やせ地で育つ植物のため、肥えた土は好みません。

バンクシアの育て方のポイント

水やり

バンクシアは乾燥を好むので、土の表面が十分に乾いてから水やりを行います。湿りすぎると根ぐされを起こしやすいので気をつけましょう。

肥料

バンクシアの根はリン酸を吸い上げる力が強いため、追肥の必要はほとんどありません。リン酸が多い肥料を与えると、株が弱ることがあるので注意しましょう。

病害虫

目立った病害虫の害はありません。

バンクシアの詳しい育て方

選び方

葉の色つやが良く、主幹がしっかりした好みの樹形を選びましょう。最近はたくさんの品種が流通しています。品種によって独特の花や葉の形しているので、色々な品種を見てお気に入りのものを選びましょう。

また、品種によって耐寒性、耐暑性に違いがあります。地植え栽培をしたい場合は、お住いの地域に合う品種かを確認した方がよいでしょう。

植え付け

乾燥した土を好むため、地植えにする際は水はけを良くして植え付けます。過肥を嫌うので肥料を好む植物の近くに植栽するのはおすすめできません。

鉢植えに培養土を使う際は、元肥入りのものは避けましょう。

剪定・切り戻し

品種や元々の樹形にもよりますが、剪定をしないと主幹だけが伸びるため、美しい樹形に育てるために1年に数回剪定をし、しっかりとした樹形にしていきます。

植え替え・鉢替え

鉢植えの場合は、1年~2年に一回、一回り大きな鉢に植え替えをします。

バンクシア

バンクシアの花は、蕾ができてから開花までには数か月かかります。

 

バンクシア

花後にできる果実もユニークで目を引きます。

収穫

花や果実は切り花やドライフラワーになり、流通もしています。

バンクシアの花序の弾け方

バンクシアの花序は、木質の殻に包まれ、熱で弾ける性質です。乾燥した地域で生息しているため、自然発火による山火事の熱を利用して種を飛ばします。右が弾ける前で左が弾けた後です。

切り花で人気のバンクシア

バンクシアは一輪でも見栄えのする花材で、切り花としても人気です。年々、流通する種類も増えてきました。簡単にドライフラワーになることから、写真のようなスワッグの花材としてよく使われます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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