ステルンベルギアとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • 夏植え球根の植え方と育て方
植物名
ステルンベルギア
学名

Sternbergia

英名
Sternbergia
和名
黄花玉簾(きばなたますだれ)
科名
ヒガンバナ科
属名
ステルンベルギア属
原産地
地中海沿岸

ステルンベルギアの特徴

ステルンベルギアは、夏に球根を植えると、秋に鮮やかなクロッカスに似た黄色い花が開花します。日本で最もよく栽培されている代表種は、和名で黄花玉簾(キバナタマスダレ)と呼ばれるステルンベルギア・ルテアです。

秋に休眠から覚めると、葉と花茎を出し、ひとつの球根から2~3輪の花を咲かせます。花後も葉を残したまま冬を越し、初夏に葉が枯れて夏に休眠します。球根は数年間は植えっぱなしで栽培でき、小型なので鉢植え栽培にも適し、水栽培も可能です。

ステルンベルギアの詳細情報

園芸分類 球根
草丈・樹高 10~15cm
耐寒性 強い
耐暑性 普通(休眠期)
花色 黄色
開花時期 9月~10月

ステルンベルギアの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
開花

ステルンベルギアの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりが良い場所を好みます。雨が降った後にぬかるむような場所への植え付けは不向きです。

用土

水はけの良い肥沃な土を好みます。

鉢植えは、草花用の培養土で問題なく育ちます。

ステルンベルギアの育て方のポイント

水やり

地植えは、植え付け直後以外は雨にまかせて問題ありません。

鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えましょう。地上部に葉があるうちは水やりを続け、葉が枯れて休眠期に入ったら断水します。

肥料

地植えの場合は、自然の循環ができている肥沃な土なら無肥料でも育つことがあります。花つきや葉の色の様子を見て与えるか判断しましょう。

鉢植えは、植え付け時に元肥を施し、その後は開花後から春まで液体肥料を定期的に与えましょう。

病害虫

目立った病害虫の害はありません。

ステルンベルギアの詳しい育て方

選び方

カビの生えていない状態の良い球根を選びましょう。

植え付け

8月後半~9月上旬が球根の植え付け適時です。数年間は植えっぱなしにできるので、球根と球根の間は2個程度の間隔をあけましょう。

鉢植えは、5号鉢で4~5球程度が植え付け数の目安です。品種によっても若干変わるので、球根についている説明書きを確認しましょう。

植え替え・鉢替え

地植えは、数年間は植えっぱなしで栽培可能です。球根が混み合ってくると花が咲かなくなるので、数年に一度、掘り起こして分球して植えなおします。ただし、夏に多湿になり球根が腐る恐れのある場所は、初夏に葉が枯れたタイミングで掘り起こし、植え付け時期まで涼しい場所で乾燥保存させるとよいでしょう。

鉢植えは、1~2年に一度、掘り起こして分球して植えなおしましょう。

おすすめ夏植え球根ステルンベルギア

9月~10月に開花します。花が終わったら、種を採る目的がないなら花首のみカットします。

夏越し

初夏に葉が枯れて夏は休眠します。水はけの良い土なら植えっぱなしで管理できますが、夏に多湿になるような場所は、葉が枯れたタイミングで掘り起こし、植え付け時期まで風通しの良い涼しい場所で保管し、晩夏に植えなおすとよいでしょう。

冬越し

花が終わった後も葉を伸ばし、初夏になると葉が枯れます。鉢植えは、冬の間も乾いたら水やりを続けます。

-5℃程度の耐寒性はありますが、霜に当たらないようにマルチングをすると寒さ除けになります。鉢植えは、日当たりの良い軒下などで管理するとよいでしょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

分球で増やします。種で増やすことも可能ですが、開花までには最低でも5年程度かかります。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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