アンジェリケとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
アンジェリケ
学名

Tulipa

英名
tulip
和名
鬱金香
科名
ユリ科
属名
チューリップ属
原産地
地中海沿岸、中央アジア

アンジェリケの特徴

チューリップのアンジェリケは、八重咲のピンクで人気のある品種です。花丈は30~45cmで、チューリップの中では短め、開花は晩春咲きです。

アンジェリケの詳細情報

園芸分類 球根
草丈・樹高 30~45cm
耐寒性 強い
耐暑性 弱い
花色 ピンク
開花時期 4月後半~5月

アンジェリケの栽培環境

日当たり・置き場所

チューリップの球根は、日当たりと風通しの良い場所に植え付けます。生長には寒さと日光、適切な水分が必要です。

ただし、鉢植えのチューリップは、つぼみに色が出てきたら、半日くらい日が当たる場所に鉢を移動すると、若干ですが開花期間を伸ばすことができます。

温度

チューリップは寒さを感じることによって花芽ができるので、冬の寒さにあてることが大切です。低温を感じさせることによって、生長したり、花芽ができたりするので、外で育てましょう。

用土

水はけの良い土に植え付けましょう。市販の草花用の培養土でも栽培可能です。

アンジェリケの育て方のポイント

水やり

土が乾いてしまうと球根が育ちません。鉢植えのチューリップは球根から芽が出るまで水やりを忘れがちになります。土が乾いたら水やりをし、発芽を待ちましょう。

花壇など、地植えにしたチューリップは、水やりをすると、球根が腐ってしまう可能性があるので水やりをする必要はありません。

肥料

チューリップの追肥は、芽が出始めたら液体肥料を一週間から10日に一度与えれば十分です。

最近の草花用の培養土は肥料が元から入っている商品も多くなっています。その肥料の効果が切れる頃合いを確認してから追肥しましょう。

病害虫

チューリップは葉に黄色の病斑がぽつぽつ現れ全体に広がるモザイク病に掛かりやすいです。周りにシートを被せてアブラムシの飛来を予防するか、初めに薬剤を散布するのが有効です。

アンジェリケの詳しい育て方

選び方

球根を選ぶ場合は、硬さと重さがあることを確認します。表面にカビが生えていたり、乾燥していてひび割れていたりしているものは避けましょう。一目見て艶があるものは良い球根です。

チューリップの球根は、品種によって大きさが違います。球根は、一般的には大きいものほど良いとされているので、同じ品種の中から大きくて重さのあるものを選びましょう。また、球根類の販売は、9月ごろから始まります。よい球根から売れていくので、球根は早めに入手しましょう。

植え付け

チューリップの球根の植え付けは、地域によって差がありますが、目安としては「紅葉の見ごろ」を目安にするとよいでしょう。遅くても年内には植え付けを完了します。

球根植え付けは、堆肥や腐葉土を混ぜた土に10㎝ほど間隔をあけて植え付けます。深さは球根3個分の深さが目安です。浅すぎる場合、根が伸び球根が地上に出てくる恐れがあるからです。ただし、鉢植えの植え付けは、根が伸びるスペースも必要なため、浅植えで植え付けます。

チューリップの球根で大事なことは、それぞれの球根の向きを一緒にすることです。球根はぷっくりと膨れている側と、平面的な側があります。この向きを一緒にすることによって、芽の出方が統一されます。

アンジェリケは草丈は30~45cmになる品種です。庭や花壇に植える場合は、草丈を意識して適切な位置に植え付けると開花時が他の草花と調和します。

剪定・切り戻し

花が咲き終わったら球根に栄養を行き渡らせるために花殻を摘みとりましょう。摘み取る範囲は花茎の上部のみ。花茎と葉は光合成に必要なので剪定する必要はありません。

収穫

花が咲き終わったら、花首だけを剪定します。花茎と葉だけが残った後、葉が光合成をしつくし枯れていきます。枯れて、葉が茶色くなった頃が球根を取り出す時期です。別れた球根をそっと取り出し、風通しの良い場所で保存して秋に植えます。

植えた年はよく咲きますが、それ以降は球根のサイズが最初の半分くらいのサイズになり、充実した花を咲かすことのできる球根にまでならないことが多いので、毎年球根を購入するのが一般的です。

夏越し

夏前に球根を掘りあげます。掘りあげた球根は、風通しの良い日陰で管理しましょう。

植えっぱなしでも翌年咲きますが、年々、花が小さくなったり、品種とは違う色の花が咲いたりすることが多いようです。植えっぱなしを試してみたい方は、花が終わったら、花首だけ取り去って、あとは自然に枯れるのを待ちます。

冬越し

冬の寒さに当てることによって花芽ができます。寒さを感じさせることが、チューリップの球根にとっては大切なポイントです。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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