チューリップの育て方|植物図鑑

植物名
チューリップ
学名

Tulipa gesneriana

英名
Tulip
科名
ユリ科
属名
チューリップ属
原産地
トルコ

チューリップの特徴

チューリップは春に花咲く球根植物です。チューリップの球根は直径3cmほどのものが多く、玉ねぎのような形をしています。この球根を地面に植え育てるのです。球根の先はとがっていて、その先端から花茎や葉を伸ばします。花茎の背丈は種類にもよりますが、15cmよりも下のものはありません。おおよそ15cm~60cmのものまでが主に出回っています。花びらの色は皆さんも良くご存知の様に赤、白、黄色をはじめ、ピンク、紫、複色などさまざま。咲き方も、ユリ咲き、パーロット咲き、フリンジ咲き、八重咲きなどいろいろな咲き方があります。チューリップの開花時期は、大きく分けると、早咲き、普通咲き、遅咲きの3時期があります。同じチューリップでも開花の時期がかなり違うので、違う開花時期のものを一緒に寄せ植えすると、開花時期がずれてしまい見栄えが悪いので、鉢植えに植える場合は単一種を植え付ける方が一般的です。

チューリップの育て方で大切なことは

1.よい球根を選ぶこと

2.適切な場所に植えて、適量の水やりをすること

3.寒さに当てること

です。

チューリップの詳細情報

園芸分類 球根
草丈・樹高 15cm~60cm
耐寒性 強い
耐暑性 弱い
花色 赤、白、黄、ピンク、紫、アプリコット、黒、複色
開花時期 3月~5月頃

チューリップの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
肥料
開花
球根の抜き取り

チューリップの栽培環境

日当たり・置き場所

チューリップの球根は、日当たりが良く、風通しのよい場所に植え付けます。生長には寒さと日光、適切な水分が必要です。ただし、鉢植えのチューリップは、つぼみに色が出てきたら日当たりの良い場所から半日くらい日が当たる場所に場所を移動すると、若干ですが開花期間を伸ばすことができます。

温度

チューリップは寒さを感じることによって花芽ができるので、冬の寒さにあてることが大切です。低温を感じさせることによって、生長したり、花芽ができたりするので、外で育てましょう。

用土

水はけの良い土を選ぶことが必要です。また栄養素が詰まった土でないと球根が育ちません。園芸店にて球根専用の用土が販売しているので、そちらを購入するのも有りです。また、自分で作る場合は赤玉土に腐葉土を混ぜ、水の通りを良くするため砂利を混ぜると良いでしょう。

チューリップの育て方のポイント

日常の管理

チューリップは、一度植え付けてしまえば、特別な日常の管理は必要はありません。鉢植えの場合は、土の表面が乾いてきたら水やりをしましょう。
チューリップの開花期間は、咲き始めると1週間~2週間くらいです。他の草花と寄せ植えをした場合は、チューリップの花が終わって、抜き取りをしやすい場所に球根を植え付けておくと、開花後のメンテナンスが楽です。

水やり

土が乾いてしまうと球根が育ちません。鉢植えのチューリップは球根から葉が出るまでに多くの時間を要するので、水やりを忘れがちになります。土が乾かない様に水をやりましょう。チューリップは乾燥も大敵です。花壇など、地植えにしたチューリップは、水やりをすると、球根が腐ってしまう可能性があるので水やりをする必要はありません。

肥料

チューリップの追肥は芽が出始めたらで良いです。あまり与え過ぎず、固形肥料ではなく液体肥料を一週間から10日に一度与えれば十分です。

病害虫

チューリップは葉に黄色の病斑がぽつぽつ現れ全体に広がるモザイク病に掛かりやすいです。周りにシートを被せてアブラムシの飛来を予防するか、初めに薬剤を散布するのが有効です。

チューリップの詳しい育て方

選び方

チューリップの苗が販売されている場合は、花茎、葉が丈夫で青々としたものを選びましょう。球根を選ぶ場合は、手に持ち硬さと重さがあることを確認します。表面にカビが生えていたり、乾燥していてひび割れていたりしているものは避けましょう。一目見て艶があるものは良い球根です。チューリップの球根は、品種によって大きさが違います。球根は、一般的には大きいものほど良いとされているので、同じ品種の中から大きくて重さのあるものを選びましょう。また、球根類の販売は、9月ごろから始まります。よい球根から売れていくので、球根は早めに入手しましょう。

チューリップの開花時期は、早咲き(3月~4月前半)、一般的な開花時期(4月)、遅咲き(4月後半~5月)の3つの開花時期があり、品種によって開花時期が違います。寄せ植えに使う場合は、花の見ごろを想定した品種選びをするとよいでしょう。

植え付け

チューリップの球根の植え付けは、地域によって差がありますが、目安としては「紅葉の見ごろ」を目安にするとよいでしょう。遅くても年内には植え付けを完了します。球根植え付けは、堆肥や腐葉土を混ぜた土に10㎝ほど間隔をあけて植え付けます。深さは球根3個分の深さが目安です。浅すぎる場合、根が伸び球根が地上に出てくる恐れがあるからです。ただし、鉢植えの植え付けは、根が伸びるスペースも必要なため、浅植えで植え付けます。
チューリップの球根で大事なことは、それぞれの球根の向きを一緒にすることです。一緒にすることによって、芽の出方が統一されます。チューリップの球根はぷっくりと膨れている側と、平面的な側があります。この向きを一緒にして植え付けることが重要です。
チューリップは、大きく分けると、早咲き、普通咲き、遅咲きの3時期があります。同じチューリップでも開花の時期がかなり違うので、違う開花時期のものを一緒に寄せ植えすると、開花時期がずれてしまい、見栄えが悪いので、鉢植えに植える場合は単一種を植え付ける方が一般的です。

仕立て方

チューリップは、たくさんの品種があり、品種によって花丈がかなり違います。花壇に植え付ける時は、丈がどれくらいなのか、開花時期はいつなのかを確認して、適切な場所に植栽するとよいでしょう。チューリップの花の開花期間は、1週間~2週間と短めなので、他の草花と組み合わせて植栽すると絶え間なく花を楽しめる空間となります。

剪定・切り戻し

花が咲き終わったら球根に栄養を行き渡らせるために花殻を摘みとりましょう。摘み取る範囲は花茎の上部のみ。花の根元の方から摘み取れば、余分な栄養を使わずに済みます。花茎と葉は光合成に必要なので剪定する必要はありません。

植え替え・鉢替え

チューリップは、球根を掘りあげて乾燥して管理するのが一般的なので、植え替えの必要はありません。

3月~5月頃に色鮮やかな花を咲かせます。チューリップの開花時期は、大きく分けると、早咲き、普通咲き、遅咲きの3時期があります。同じチューリップでも開花の時期がかなり違うので、違う開花時期のものを一緒に寄せ植えすると、開花時期がずれてしまい、見栄えが悪いので、鉢植えに植える場合は単一種を植え付ける方が一般的です。

収穫

チューリップの球根を分球するのであれば、6月頃が最適です。花が咲き終わったら、花首だけを剪定します。花茎と葉だけが残った後、葉が光合成をしつくし枯れていきます。枯れて、葉が茶色くなった頃が球根を取り出す時期です。別れた球根をそっと取り出し、風通しの良い場所で保存して秋に植えます。
チューリップの球根は、植えた年はよく咲きますが、それ以降は球根のサイズが最初の半分くらいのサイズになり、充実した花を咲かすことのできる球根にまでならないことが多いので、毎年球根を購入するのが一般的です。

夏越し

夏前に球根を掘りあげます。掘りあげた球根は、風通しのよい日陰で管理しましょう。チューリップの球根は、植えっぱなしでも翌年咲きますが、年々、花が小さくなったり、品種とは違う元の色の花が咲いたりして咲かなくなることが多いです。植えっぱなしを試したみたい方は、花が終わったら、花首だけ取り去って、あとは自然に枯れるのを待ちます。

冬越し

チューリップは、冬の寒さに当てることによって花芽ができます。寒さを感じさせることが、チューリップの球根にとっては大切なポイントです。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

球根を掘りあげて分球して増やします。チューリップの球根は、植えた年はよく咲きますが、それ以降は球根のサイズが最初の半分くらいのサイズになり、充実した花を咲かすことのできる球根にまでならないことが多いので、毎年球根を購入するのが一般的です。

チューリップの球根の特徴

チューリップの球根の形

チューリップの球根は、栗のような形で、玉ねぎのような見た目です。

チューリップの上下

チューリップの上下は、先のとがった方が上です。ピンクの丸をつけた所から、花茎が出てきます。植え付ける時は、とがった部分を上にして土にセットします。下のお尻の部分から根が出てきます。

 

チューリップを植え付ける時には向きを揃えよう

チューリップの球根は、ぷっくりと膨らんでいる部分と、平べったい部分があります。植え付ける時は、このぷっくりとした側と平べったい側の向きを揃えて植え付けます。

なぜかというと、チューリップの葉は、決まった所から出てくる性質があるので、球根の向きを揃えると見た目的にきれいに葉っぱが揃います。また、鉢植えに密植して球根を植えると、球根の向きがバラバラだと、葉っぱがぶつかりあって生育的にも問題が出たり、風通しが悪くなったりします。

数千球の球根を植えるような公共空間では、そこまで手間をかけることができないかもしれませんが、ちょっとの手間で、見た目にも球根のためにもなりますので、ぜひお試しください。

ダブルデッカー・トリプルデッカー

チューリップ数品種やムスカリなどの他の球根植物、ビオラなどをひとつの鉢に植え付けることを言います。まず初めにチューリップの球根を植えて、土をかけてから草花苗を植えこみます。

球根植物は、芽が出るまでが鉢の上が寂しいので、チューリップとビオラのような開花期間が長い草花を一緒に植え付けます。ダブルデッカーは二層、トリプルデッカーは三層植えのことなので、ある程度大きくて深さのある鉢が必要です。開花が見事に揃ったときは、とても見事な寄せ植えになります。

世は正にチューリップ狂時代!?

歴史の授業で習い覚えている方も居るでしょう。ある時期狂ったようにチューリップの価値が高まった時代が有りました。1637年に現オランダであるネーデルラント連邦共和国でチューリップバブルが起こったのです。その当時チューリップは輸入されたばかりで、ごくわずかな愛好家だけが楽しんでいるだけでしたが、品種改良、他国からの輸入でどんどん値段は吊り上っていき、それに目を付けた人々が我先にと栽培や販売を始めチューリップに投資し始めたのです。しかし、その勢いも長くは続かず、ついには買い手が居なくなりチューリップバブルはわずか4年のうちに幕を下ろしました。この出来事で負債を抱えた人な3000人以上とも言われます。あまりにも凄まじい光景は文学作品「黒いチューリップ」にも記されており、映画化、舞台化もされその熱狂的な心酔振りが描かれているのです。

折り紙でチューリップ、その種類は?

チューリップがこれほどまでに親しまれているのは、綺麗だからという理由だけではないでしょう。幼い時に触れる折り紙で誰でも簡単に折れる代表として「チューリップ」が存在するのも大きいのではないでしょうか。一番簡単なものだと三工程でチューリップを折ることが出来ます。花茎部分を折り紙で折っても5分と掛からずに完成するのです。降り方は平面なものから立体、まるでそこにチューリップが咲いているようなものまで。原種から品種改良されて種類を多くしたチューリップの歴史の様に折り紙のチューリップもその種類は数を増やす一方です。花と茎の組み合わせを考えれば30種類以上。久しぶりに折り紙に触れてみるのは如何でしょうか?

チューリップの語源は?

オランダが原産と思われがちのチューリップですが実はトルコ原産だと言われています。当時のトルコでは「ラーレ」と読んでいました。チューリップという語感とは大分かけ離れていますよね。実は、チューリップという名前は勘違いから生まれたのです。あるイギリス園芸家がトルコを訪れた際チューリップを初めてみました。現地の人に「この花はなんですか?」と聞くと現地の人はチューリップの形を聞かれたと思い「チューリバンです」と答えたのです。それを聞いたイギリス園芸家はトルコでいう「ラーレ」の事を「チューリバン」と名前を勘違いし、広めてしまいました。チューリップという名前は勘違いからついたようです。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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