丹頂アリウムとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- 丹頂アリウム
- 学名
Allium sphaerocephalon
- 和名
- 丹頂アリウム
- 科名
- ユリ科(ネギ科)
- 属名
- アリウム属(ネギ属)
- 原産地
- ヨーロッパ、北アフリカ地中海沿岸
丹頂アリウムの特徴
丹頂アリウムは、初夏に開花する球根の花。開花前はネギ坊主のような独特のフォルムをしていて、花は薄皮をかぶっています。すっとした直線的な姿は庭のアクセントとして目立つ存在になります。背丈は50~70cmありますが、花のサイズはアリウムの中では小さめの3cm程度です。小さな花が集合して球状の形をした花は少しずつ色づいていくので花は長持ちします。丈夫で植えっ放しでもよく育つタイプのアリウムです。
庭で咲いている時の丹頂アリウムはまっすぐな茎ですが、花屋さんでくねくねした茎の丹頂アリウムを見たことがある方も多いのではないでしょうか。切り花として流通している、くねくねした丹頂アリウムは、人の手によって茎をくねらせて栽培して出荷されたものです。とても手の込んだ切り花です。踊るようなフォルムはフラワーアレンジや花束のアクセントになります。
丹頂アリウムの詳細情報
園芸分類 | 球根 |
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草丈・樹高 | 50~70cm |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 普通 |
花色 | 紫 |
開花時期 | 5月~6月 |
丹頂アリウムの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 | ||||||||||||
植え付け |
丹頂アリウムの栽培環境
日当たり・置き場所
丹頂アリウムは、日当たりが良い場所から半日陰程度まで植栽可能です。
用土
有機質が多く排水の良い土を好みます。鉢植えの場合は、 草花用の培養土でも問題なく育ちます。
丹頂アリウムの育て方のポイント
水やり
地植えの丹頂アリウムは、植え付け直後に水やりをする以外はほとんど必要ありません。
鉢植えは鉢の表面の土が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりとを目安に与えます。完全に水切れを起こすと花が咲かなくなるので注意しましょう。花後は、葉が緑のうちは水やりを行います。
肥料
植え付け時に緩効性肥料を入れて植え付けます。その後は開花前に薄めの液肥を与える程度で十分です。
病害虫
特別な病害虫の害はありません。
丹頂アリウムの詳しい育て方
選び方
しっかりとした重さがあって、カビが生えていないきれいな球根を選びましょう。
植え付け
寒さを感じることによって花芽を作ります。球根の植え付けは10月~11月に行います。埋める深さは球根2つ分くらいの深さが目安です。
花
丹頂アリウムは、5月~6月に開花します。花は切り花としても流通し、とても長持ちする花材です。
夏越し
花が終わったら、花茎のみ摘み取ることによって球根が肥大します。休眠期の土が多湿にならなければ、2~3年は植えっ放しでも開花します。
梅雨から夏に多湿になるような場所は、葉が黄色くなって枯れた頃に掘り上げて、冷暗所で植え付けまで管理した方がよいでしょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
球根の分球によって増やします。