アリウム・ギガンチウムとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
アリウム・ギガンチウム
学名

Allium giganteum

和名
花葱(はなねぎ)
科名
ユリ科
属名
アリウム属
原産地
中央アジア

アリウム・ギガンチウムの特徴

アリウム・ギガンチウムは、初夏に直径15cmの巨大なボール状の花が開花します。つぼみの時点では直径5cm程度ですが、花の開花とともに直径が大きくなります。背丈も花のサイズも大きく、開花した姿はインパクトがあり、庭のフォーカルポイントになります。

小さな花が集合してボール状の形となっている花は、いっぺんに咲かず少しずつ開花していくため、花持ちが良く切り花としても人気です。

アリウム・ギガンチウムの詳細情報

園芸分類 球根
草丈・樹高 100〜150cm
耐寒性 強い
耐暑性 弱い
花色 ピンク
開花時期 5月~6月

アリウム・ギガンチウムの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
開花
球根の彫り上げ

アリウム・ギガンチウムの栽培環境

日当たり・置き場所

アリウム・ギガンチウムは、日当たりと風通しの良い場所に植え付けましょう。寒さには強いため、霜よけなどの必要はありません。

用土

水はけの良い土が向いています。アリウム・ギガンチウムを含めたアリウム類は酸性土壌を嫌うため、植え付ける2週間くらい前に苦土石灰もしくは有機石灰を混ぜ込んで土の酸度を調整してください。

鉢植えの場合は、 草花用の培養土でも問題なく育ちます。

アリウム・ギガンチウムの育て方のポイント

日常の管理

アリウム・ギガンチウムは、水分をたくさん必要とします。水分が足りないと、葉先が枯れるなどの症状が見られます。土を乾かしすぎないように、地面の土の様子を観察して適度な水分を保つようにしましょう。

水やり

庭への植え付けの場合は、植え付け直後にたっぷりと水を与えます。その後は基本的には降雨に任せて問題ありませんが、土の表面が乾いていたら水やりをしましょう。初夏の開花の頃に水切れを起こすと、葉先が枯れたり、花の形がいびつになったりするので注意しましょう。

鉢植えの場合、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりとを目安に与えます。完全に水切れを起こすと花が咲かなくなるので注意しましょう。

肥料

植え付け時に緩効性肥料を入れて植え付けます。その後は開花前に薄めの液肥を与える程度で十分です。

病害虫

特別な病害虫の害はありません。

アリウム・ギガンチウムの詳しい育て方

選び方

しっかりとした重さがあって、カビが生えていないきれいな球根を選びましょう。

植え付け

球根の植え付けは10月中旬~12月に行います。埋める深さは約10cmくらいが目安です。球根の植え付けが遅くなると、花のサイズが小さくなるなどの影響が出ます。

<地植えの場合>

球根と球根の間隔は球根2個分を目安にします。アリウム・ギガンチウムは、100~150cmになる背丈の高い花です。最終的な高さを想定した場所に植え付けましょう。

<鉢植えの場合>

直径24㎝の鉢に1球が目安です。水をたくさん必要とする植物のため大きめで深い鉢が向いています。植え付け時に緩効性肥料を入れて植え付けます。

庭植え、鉢植えとも、植え付け完了後、球根の発根を促すために水をたっぷり与えます。ここで水の量が少ないと、球根が発根しにくくなるため、しっかりと鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをしましょう。

※水やりの過程で球根が見えてきてしまったら、土を追加で被せてください。

 

アリウム・ギガンチウムは5月~6月に開花します。

収穫

切り花として楽しむことができます。とても花持ちが良く、切り花としても初夏に流通しています。

夏越し

花が終わったら、花茎のみ摘み取ります。その後、葉が黄色く枯れ始めたら球根を掘り上げましょう。球根は植え付けの時期まで日陰の涼しい場所で保管しましょう。

冬越し

アリウム・ギガンチウムは、耐寒性があるので特別な冬越しの必要はありません。鉢植えの場合は、完全に水切れを起こすと花が咲きません。鉢の表面の土が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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