サフランとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
サフラン
学名

Crocus sativus

英名
Saffron crocus
和名
サフラン
科名
アヤメ科
属名
クロッカス属
原産地
地中海沿岸

サフランの特徴

サフランは草丈が10cm~30cmくらいのクロッカスなどと同類の球根植物です。最大のサフランで4つくらい花をつけます。長く細い葉と紫の花が特徴です。花の中心には赤くて細い糸のようなめしべがあり、これを取って乾燥させたものがサフランというスパイスになり、料理の着色料などに使われます。花が咲き終わった後も葉は伸び続け、5月頃に枯れた後、休眠に入ります。

サフランの詳細情報

園芸分類 球根
草丈・樹高 10cm~30cm程度
耐寒性 強い
耐暑性 やや弱い
花色 白、紫
開花時期 10月~11月頃

水も土も使わずに育てることができるサフラン

サフランの大きな特徴は、水も土も使わずに育てることができるという点です。球根だけをおいておくと、11月頃に開花します。水耕栽培は1シーズンですが可能です。日当たりのよい冷涼な場所を好みます。

サフランは球根自体で花を咲かせることができるので、水も土も使わずに育てることができるとのが大きな特徴です。球根を置いておけば、11月頃に開花します。水耕栽培でも育てることが可能ですが、1シーズンのみとなります。

サフランの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
肥料
開花
収穫

サフランの栽培環境

日当たり・置き場所

サフランは日当たりの良い場所を好みます。日当たりが悪いと花付きが悪くなります。

用土

赤玉土7:腐葉土3を混ぜておきます。よく肥えた土が適しています。追肥はすると軟腐病になりやすいので用土を作るときに栄養をいれておきます。

サフランの育て方のポイント

水やり

土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。

肥料

リン酸が多く含まれるものが適しています。逆に窒素が多いと球根が傷むので病気になってしまいますので避けましょう。

病害虫

窒素が多いと軟腐病、高温になるとネダニが発生します。肥料を与えすぎたときも軟腐病にかかり、球根が腐るので注意しましょう。

サフランの詳しい育て方

植え付け

8月~9月よりも植え付けが遅れてしまうと花が小さくなりますので気をつけましょう。地植えは球根2個分くらいの深さに植え、鉢の場合は1個分くらいの深さに植えましょう。

サフランは球根自体で花を咲かせることができるので、水も土も使わずに育てることが可能です。

10月~11月頃に花が咲きます。

室内栽培のサフランは開花後、雌しべを摘み取ってから土に埋めて球根を育てます。

収穫

サフランのめしべは、花が咲いた時点ですぐに収穫しましょう。手に色がつくとなかなか取れないので注意しましょう。

夏越し

葉がほとんど枯れた時点で土から球根を掘り出します。全部の葉が枯れたら葉を取って乾いた場所に置いて干し、ネットに入れて保存します。サフランは植えっぱなしでも数年は栽培可能です。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

鉢などで花が咲いたあとに芽かきをして球根の数をしぼるとよいでしょう。鉢やコンテナなどで球根を太らせて堀りあげましょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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