シャガとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
シャガ
学名

Iris japonica

英名
fringed iris
科名
アヤメ科
属名
アヤメ属
原産地
中国、日本

シャガの特徴

シャガは日本の本州、四国、九州の山林の中などに自生し、種はつけず根茎で増える常緑の多年草です。葉は長さ30~60センチで扇形に広がり、光沢がありすらっとした葉姿で花のない時期も見栄えがします。茎は高さ30~70センチほどで分枝し、各枝に素朴で野趣のある花をつけます。花は直径5センチほどで白花の中央にオレンジと淡い紫色の斑点ととさかのような黄色い突起があります。花は1日花ですが1枝に20輪以上をつけることもあり、次々と花を咲かせます。性質は丈夫で育てやすく、種をつけずに地下茎で増える性質があります。庭では半日陰のやや乾燥地に適した下草として古くから親しまれてきました。切り花としても利用できます。

シャガの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 ~70cm程度
耐寒性 弱い
耐暑性 やや弱い
花色
開花時期 4月~5月頃

シャガの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
開花
肥料

シャガの栽培環境

日当たり・置き場所

シャガを育てる場所は、半日陰~明るめの日陰程度が適しています。

用土

地植えのシャガは、植え穴にたい肥などを多めに入れてから植え付けます。鉢植えのシャガは、市販の花用培養土を使用するか赤玉土、腐葉土を混合しましょう。

シャガの育て方のポイント

水やり

地植えのシャガは、根付いてからの水やりは必要ありません。鉢植えのシャガは土の表面がしっかりと乾いたら水やりをします。

肥料

花後に油かすを株元へ施すとよいでしょう。また葉色が薄くなってきたら液肥を規定倍率に薄めてから施しましょう。肥料はたくさんやる必要はありません。

病害虫

目立ったものは特にありませんが、春頃に葉に黄色い縁取りで赤褐色の斑点がでるさび斑病が発生する事があります。

シャガの詳しい育て方

選び方

根茎の部分がかたくしまっていてしっかりしたものを選びましょう。また、葉がしおれたり黄色く変色していないものを選びましょう。

植え付け

半日陰のやや乾燥した場所を好みますが、環境に適応すれば湿地でも育ちます。有機質が多い方が良く育ちますので植え付け時に多めに施しましょう。常緑樹の下や建物の北側などほかの植物が育ちにくい場所でもよく育ちます。寒さには弱いので寒冷地では鉢植えで栽培が適しています。

植え替え・鉢替え

鉢植えのシャガは、毎年植え替えを行いましょう。

シャガは、4月~5月に開花します。

夏越し

特別な夏越しの必要はありません。

冬越し

寒さには弱いので寒冷地では鉢植えで栽培が適しています。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

シャガは、株分けで増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。
監修している植物一覧を見る
植物の悩みならLOVEGREEN(ラブグリーン)のQ&A

人気の植物ランキング