セレナーディア(青いシクラメン)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
セレナーディア(青いシクラメン)
英名
Serenadia
科名
サクラソウ科
属名
シクラメン属
原産地
中近東~地中海地方

セレナーディア(青いシクラメン)の特徴

希少なブルー系の花を咲かせるシクラメンの「セレナーディア」。恋人や大切な人のために演奏される「セレナーデ(小夜曲)」のように、 大切な人への想いを込めて、優しい青い色の花が次々と咲き誇ります。 その咲き姿は凛として、気品にあふれています。

セレナーディア(青いシクラメン)の詳細情報

園芸分類 草花
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色 青紫、淡い青紫、青紫と白の複色

セレナーディア(青いシクラメン)の種類

アロマブルー

香りも楽しめる一重咲き。

ビクトリアブルー

安定したブルーの覆輪が特徴の一重咲き。

ライラックフリル

淡い青紫色が優しい印象の八重咲き。

セレナーディア(青いシクラメン)の栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりの良い場所を好みます。日光が強すぎたり、直射日光になってしまう場合は、レースのカーテン越し程度の日照となるように調整にしましょう。
シクラメンの葉は日光の当たる方向に向いていく性質があるため、いつも同じ場所に同じ向きで置いていると株が一方に片寄ってしまいます。週に1度くらいは、鉢の向きを180°回して日光の当たる部分を変え、均等に葉に日が当たるようにしましょう。
枝が徒長したり葉が黄色く変色する、花色が薄くなったり花がなかなか咲かなくなるなどの症状が出ている場合は、日光不足の可能性が高いです。

温度

生育には10℃~18℃が最適です。
あまり暖房の効いていない涼しい部屋に置くようにしましょう。また暖房が効いている部屋に置く場合は、暖房の風が直接当たらないように気を付けてください。
また、昼と夜の温度差が激しい場所に置くことは避けるようにしましょう。
部屋の温度が5℃以下に冷え込む夜は、窓際に置いておくと冷え込みすぎてしまうので、温度変化の緩やかな部屋の中央に置いてあげましょう。
日中の室内は、冬場でも温度が高くなっていることが多いので夜との温度差などに気をつけましょう。

セレナーディア(青いシクラメン)の育て方のポイント

日常の管理

咲き終わった花(古くなって色が変わってきた花)や黄色くなって枯れた葉は、茎ごと根元からねじるように引き抜いてください。このとき、はさみなどを使って茎を切るのではなく、手でねじり取るようにしましょう。花の茎が残っているとそこから病気や雑菌が入りやすくなるため、付け根からしっかりと引き抜きます。黄色くなったり、傷んだりしている葉も同じように取り除きましょう。

水やり

鉢のタイプにより水やりの仕方が異なります。
【普通の鉢の場合】
土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出てくるまでたっぷりと水やりをしましょう。葉や芽、茎の根元の塊茎にはなるべく水がかからないよう、鉢のふちから静かに与えましょう。
土を触ってみて、湿っていたら水やりの必要はありません。
冬場の水やりは午前中からお昼ごろの暖かい時間が適しています。
【底面給水鉢の場合】
鉢底の受け皿の部分に水を入れて常に水のある状態にしてください。水が減ったら早めに補充しましょう。
水をうまく吸い上げ出来ておらず、しおれてきたと感じた場合は、花や葉に水がかからないように気をつけながら土の上から水をたっぷりと与えましょう。
底面給水鉢で育てている場合は基本的には鉢の上から水やりは行いませんが、1ヶ月に1回程度の頻度で底の受け皿をはずして、土の上からたっぷりと水を与えてましょう。土の中にたまった老廃物や濃くなった肥料の成分を水と一緒に土の中から流すためです。
※底面給水鉢とは、鉢底についた受け皿の部分に水を入れ、不織布などを介して水を吸い上げる鉢を指します。

肥料

花をたくさん咲かせるために、草花用の肥料を定期的に与えます。
【追肥の仕方】
購入後1ヶ月は追肥の必要はありません。
1~2ヶ月くらい経つと肥料が切れてきますので、市販の液体肥料または固形肥料を1ヶ月に1~2回程度与えましょう。肥料を多くあげすぎてしまうと病気の原因となりますので注意しましょう。
使用方法、濃度、頻度などはお手持ちの肥料に記載されている肥料の使用方法を参考にしてください。

セレナーディア(青いシクラメン)の詳しい育て方

選び方

香りも楽しめる一重咲きのアロマブルー、安定したブルーの覆輪が特徴の一重咲きのビクトリアブルー、淡い青紫色が優しい印象の八重咲きのライラックフリルの3種類。お部屋の雰囲気や好みによって好きなものを選びましょう。

剪定・切り戻し

枯れた花や葉は根元からしっかりとねじるように引き抜きましょう。

青紫色の花が咲きます。

その他

カビ等が土に発生してしまった場合は、カビが生えている部分とその周辺を多めに取り除き、市販されている園芸用の殺菌剤を使用しましょう。

  • 監修者:サントリーフラワーズ

サントリーフラワーズ(株)では、花を「人々の生活に潤いをもたらし、心の健康をもたらすもの」と位置づけ、サントリー(株)の酒類・食品分野で培った基礎研究を応用した植物の研究開発を行うとともに、“花のあるくらし”を提案してきました。
これからも新鮮味溢れる商品と行き届いたサービスで、世界中の人々の笑顔と感動ある生活の良きパートナーをミッションとし、皆さんに喜んで頂けるお花を提供していきます。

監修している植物一覧を見る
植物の悩みならLOVEGREEN(ラブグリーン)のQ&A

人気の植物ランキング