トケイソウ(時計草)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
トケイソウ(時計草)
学名

Passiflora caerulea

英名
Passion flower
和名
トケイソウ
科名
トケイソウ科
属名
トケイソウ属
原産地
中南米

トケイソウ(時計草)の特徴

亜熱帯を中心に分布される、ツル性多年草です。トケイソウという和名の由来は、大きな3つの雄しべが時計の針に見えることからきています。非常にユニークな形の花で、その品種は500種以上と言われています。さらに掛け合わせた園芸品種もあるので、とてもたくさんの品種があるということになります。

南米原産の植物ですが、日本でも暖地では露地で越冬します。挿し木が容易な植物であり、長く伸びたツルが地面に下垂し、そのまま根付くということも多々あります。

南国の果物で有名なパッションフルーツ(Passiflora edulis)もこのトケイソウの仲間のひとつです。

トケイソウ(時計草)の詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 2m以上
耐寒性 品種による
耐暑性
耐陰性 弱い
花色 白、紫、ピンク、赤、黄など
開花時期 5~10月

ツル性多年草で、暖地で露地で越冬します。常緑で冬期も葉を残すものあります。特徴的な花の形にばかり目が行きがちですが、手のひらのような形状の葉と巻きひげのようなツルも観賞価値があります。

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トケイソウ(時計草)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け

トケイソウ(時計草)の栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりのよい環境を好みます。

温度

耐寒性のない品種も多く存在します。育てる際に耐寒性の有無について確認してください。

用土

市販の培養土で十分です。

トケイソウ(時計草)の育て方のポイント

水やり

表土が乾いたら、たっぷりと与えます。夏場の蒸れに気をつけて、夏の水やりは朝か夕方以降に行いましょう。

肥料

土が弱ってきたな、と思ったら腐葉土を漉き込んであげましょう。

病害虫

春のアブラムシや乾燥によるハダニに注意が必要です。アブラムシは3月から5月に多く発生する害虫です。新芽や茎、若い葉や葉の裏にくっついて吸汁して株を弱らせます。春から秋に発生するので見つけ次第、駆除しましょう。ハダニは気温が高いところや乾燥している場所に発生します。暖かい時期に発生しやすく植物の葉から栄養を吸収して弱らせます。また、弱った植物はハダニの被害に遭いやすく、被害も大きくなりやすいです。数が増えて被害が大きくなってくると、葉緑素の不足によって光合成ができなくなり、生長不良になったり、植物自体が枯れていきます。

トケイソウ(時計草)の詳しい育て方

選び方

株元からしっかりと枝が伸びているものを選びましょう。下の方の葉が黄ばんでいるものや蒸れているものは避けてください。

植え付け

真夏と真冬を避けて、春か秋の暖かい日に行います。植え付け後はたっぷりと水を与えてください。

仕立て方

ツル性多年草です。鉢植えで管理する場合は必ず支柱を立てるようにしましょう。地植えにする場合は何か絡めるものがある場所に植えるようにしましょう。フェンスやトレリスに絡ませると大きく広がります。

剪定・切り戻し

伸びすぎたな、と感じたら適宜剪定してください。

植え替え・鉢替え

真夏と真冬を避け、春か秋の暖かい日に行います。鉢植えは支柱を忘れないようにしましょう。

春から夏の終わりにかけて開花します。品種によって花期に違いがあります。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

挿し木で容易に増やせます。

非常に品種が豊富で品種によって差があります。自宅で育てる場合は、耐寒性の有無などを事前に確認した方がいいでしょう。露地で越冬可能なものはフェンスやトレリスに絡ませると初夏から夏にかけて花を楽しむことが出来ます。挿し木で簡単に増えるのも特徴で、折れた枝や地面に下垂した枝から根付くこともあります。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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