ブルーサルビアとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ブルーサルビア
- 学名
Salvia farinacea
- 英名
- Blue salvia
- 科名
- シソ科
- 属名
- サルビア属
- 原産地
- 北アメリカ
ブルーサルビアの特徴
サルビアは、とても種類が多く、ハーブのセージもサルビアの仲間なので、すべてのサルビアの品種の数は数百品種あります。毎年のように新品種が出てくるので、その数は増えるばかりです。ブルーサルビア(サルビア・ファリナセア)や赤いサルビア「スプレンデンス」は、もともとは原産地では宿根草ですが、耐寒性がないため、日本では一年草として分類されています。ただ、寒さよけさえ確保できれば、越冬する可能性も秘めている植物です。開花期間が5月~10月(東京だと11月くらいまで咲いていることも)と半年も咲いてくれる上、暑さに強い性質でありことから夏から秋にかけての花壇材料によく使われ、公園や街路などの公共花壇でもよく用いられます。
ブルーサルビアの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 25~40cm |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
花色 | ブルー(紫) |
開花時期 | 5月~11月 |
ブルーサルビアの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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種まき | ||||||||||||
植え付け | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
開花 |
ブルーサルビアの栽培環境
日当たり・置き場所
ブルーサルビアは、日当たりと風通しが良く、水はけが良い場所に植えます。
用土
地植えのブルーサルビアは、酸性の土を嫌うので有機石灰を入れて中和するのも対策のひとつです。
鉢植えのブルーサルビアは、草花用の培養土、もしくはハーブ用の土で問題なく育ちます。開花期間が長いので、かならず元肥を入れましょう。
ブルーサルビアの育て方のポイント
水やり
鉢の表面の土が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えましょう。
できるだけ花に水がかからないように水やりをしましょう。ブルーサルビアは、水切れを起こすと、下の葉っぱがボロボロと落ちてしまうことがあります。完全に水切れを起こさないように注意しましょう。
肥料
ブルーサルビアは開花期間が長いので、定期的に肥料を施します。サルビアの肥料は、固形、液体、どちらでも大丈夫ですが、それぞれの肥料の使用頻度を守って追肥しましょう。真夏は肥料を控えめにします。
病害虫
比較的病害虫には強く、手間のかからない草花ですが、アブラムシにやられることがあります。アブラムシは肥料の窒素分が多いとつきやすくなるので注意しましょう。
毎日手入れができない公共スペースの花壇素材になるくらいなので、病害虫には強い草花です。ブルーサルビアに限らず、草花が病害虫にやられやすくなるのは、肥料のやりすぎ、足りない、水切れ、日照不足などで、株自体が弱ってしまった時に発生しやすい傾向があります。
ブルーサルビアの詳しい育て方
選び方
ブルーサルビアの苗は、4月後半くらいから出回りだします。葉っぱが生き生きとして、つぼみがたくさんついた苗を選びましょう。
種まき
たくさん苗が必要な場合は種をまきます。熱帯が原産の植物なので、気温が上がらないと発芽しないので、4月下旬~5月上旬がまき時です。育苗トレーのような箱に種をまき、本葉が2~3枚の頃にポット苗に移植します。開花が梅雨の頃になってしまう可能性があるので、5月ごろから苗が出回っていることからも、種まきは育てるのに慣れてきた中級ガーデナー向きです。
植え付け
日当たりと水はけが良い場所を選び、20cm間隔に株間をあけて植え付けます。
剪定・切り戻し
ブルーサルビアは、夏の暑い間も咲かせ続けると株が疲れて秋に弱り気味になるときがあります。8月ごろに全体的に半分くらいに切り戻しをすると、一番シビアな夏の暑さにエネルギーを温存し、秋に充実した株になるので、初夏早くから植えこんだブルーサルビアは切り戻しをすることをおすすめします。9月以降に大きな切り戻しをすると、秋に花が間に合わないので、秋以降は通常の花がら摘みをするようにします。
植え替え・鉢替え
ブルーサルビアは、日本では一年草扱いのため、植え替えの必要はありません。
花
ブルーサルビアは、5月~11月の長い間開花します。
夏越し
ブルーサルビアは、夏の暑い間も咲かせ続けると、株が疲れて秋に弱り気味になるときがあります。8月ごろに全体的に半分くらいに切り戻しをすると、一番シビアな夏の暑さにエネルギーを温存し、秋に充実した株になるので、初夏早くから植えこんだブルーサルビアは切り戻しをすることをおすすめします。
冬越し
ブルーサルビアは、日本では一年草扱いです。ただし、暖地だと越冬できる場合もあります。試してみる方は、地際で切り詰めて管理します。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
ブルーサルビアは、種で増やすことができます。