フウセントウワタとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- フウセントウワタ
- 学名
Gomphocarpus physocarpus
- 英名
- Swan plant
- 和名
- 風船唐綿
- 別名・流通名
- フウセンダマノキ
- 科名
- キョウチクトウ科
- 属名
- フウセントウワタ属
- 原産地
- 南アフリカ
フウセントウワタの特徴
フウセントウワタは、南アフリカ原産のキョウチクトウ科の多年草。霜が降りない地域であれば露地で越冬可能ですが、日本では主に一年草として扱われています。
初夏に白い花が咲いたあとに、夏から秋にかけて緑の風船のようなユニークな果実が実り、切り花やドライフラワーとして利用されています。
フウセントウワタの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 1~2m |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 普通 |
花色 | 白 |
開花時期 | 6月~9月 |
フウセントウワタの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 | ||||||||||||
果実 |
フウセントウワタの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い環境を好みます。背丈が高くなるので、どちらかというと地植え向きですが、大きめな鉢なら鉢植え栽培も可能です。
用土
水はけの良い土を好みます。
鉢植えは、花用の培養土で問題なく育ちます。
フウセントウワタの育て方のポイント
水やり
地植えは、根付いてからの水やりの必要はありません。
鉢植えは、土の表面が乾いたら、鉢底から水が出てくるくらいたっぷりと水やりをしましょう。
肥料
過肥は好みません。肥料が多すぎると、花付きが悪くなったり、葉ばかり茂ることがあります。
地植えは、周囲の草花が問題なく開花する自然の循環ができている場所なら与える必要はありません。与える場合は、植え付け時に元肥として緩効性肥料を混ぜ込みながら植え付け、それ以降は生育状況を見ながら追肥をするか判断しましょう。
鉢植えは、開花期間中、緩効性肥料もしくは液体肥料を少なめに与えます。
病害虫
目立った病害虫の害はありません。
フウセントウワタの詳しい育て方
選び方
株元まできれいな色の葉がついた苗を選びましょう。
種まき
十分に気温が高くなってくる4月後半が種まきの時期です。ポットにまいて、良い芽を残して育苗し、ポットの根が回ったら定植しましょう。
植え付け
5月以降が植え付け適時です。草丈、横張りとも大きくなるので、隣の植物との間隔は余裕をもって植え付けましょう。
花
初夏から夏にかけて白い花が開花します。
切り花用に剪定する際は、切り口から出てくる乳液のような液を洗い流してから生けましょう。果実は花持ちの良い花材になりますが、葉は日持ちしないため、葉をある程度取り去ってから生けるとよいでしょう。
収穫
果実をそのままにしていると、種を収穫することができます。
冬越し
フウセントウワタは多年草ですが、耐寒性がないため日本では一年草とした扱われています。霜の心配がない暖地であれば、露地で越冬可能なので、株元で切り戻してマルチングをして冬越しさせるとよいでしょう。それ以外の地域で多年草として管理する場合は、短く切り戻して掘り起こして鉢上げし、日当たりの良い室内で管理します。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
種まきで増やすことができます。