ムシトリナデシコ(虫取撫子)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ムシトリナデシコ(虫取撫子)
- 学名
Silene armeria
- 英名
- Sweet William catchfly
- 和名
- 虫取撫子
- 別名・流通名
- サクラコマチ、シレネ・サクラコマチ、シレネ・アルメリア
- 科名
- ナデシコ科
- 属名
- マンテマ属
- 原産地
- ヨーロッパ
ムシトリナデシコ(虫取撫子)の特徴
ムシトリナデシコ(虫取撫子)は、ナデシコ科マンテマ属の一年草(越年することもある)です。ヨーロッパ原産で、日本には観賞用として渡来したものが帰化していて、河原や空き地など、身近な場所で見かける野草です。
ムシトリナデシコ(虫取撫子)は、草丈30~60cm、花径1cm足らず、花びらは5枚、花の下が筒状になった小さな花を複数咲かせます。花色は通常濃いピンク、まれに白花を咲かせることもあります。花の下の茎から粘液を出していて、虫がくっつくことからムシトリナデシコ(虫取撫子)と名付けられましたが、食虫植物ではありません。実際に花は虫媒花で、蝶などが蜜を求めてやってきます。この粘液の役割は、虫の食害から身を守るためではないか、と推測されています。
ムシトリナデシコ(虫取撫子)の詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 30~60cm |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 普通 |
花色 | 濃いピンク、ピンク、白 |
開花時期 | 5月~6月 |
ムシトリナデシコ(虫取撫子)の種類
サクラコマチ
サクラコマチは、ムシトリナデシコ(虫取撫子)の園芸品種です。優しいピンクの花色で、花付きが良く、切り花でも鉢植えでも流通しています。
ムシトリナデシコ(虫取撫子)の育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 | ||||||||||||
植え付け |
ムシトリナデシコ(虫取撫子)の栽培環境
日当たり・置き場所
風通しと日当たりの良い場所を好みます。
用土
水はけの良い土壌を好みます。ややアルカリ性を好むので、酸性に傾いているようであれば、苦土石灰をすき込むなどして整えるようにしましょう。
鉢植えは、市販の園芸用培養土で問題なく育てられます。
ムシトリナデシコ(虫取撫子)の育て方のポイント
水やり
根付いてからは降雨にまかせます。乾燥が続くようなときは、様子を見て水やりしてください。
鉢植えは、表土が乾いたらたっぷりと水やりしましょう。
病害虫
特に目立った病害虫の被害はありません。
ムシトリナデシコ(虫取撫子)の詳しい育て方
選び方
葉が変色していないもの、徒長していないものを選びましょう。花芽が上がっているものであれば、購入後すぐに花を楽しめます。
植え付け
植え付け適期は、3月~5月です。植え付け後は、たっぷりと水やりしましょう。
花
ムシトリナデシコ(虫取撫子)は、5月~6月に濃いピンク色の小花を咲かせます。
冬越し
ムシトリナデシコ(虫取撫子)は一年草なので、冬には枯れてしまいます。特に必要な冬越しの作業はありません。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
種まきで増やすことができます。