スズメノエンドウとは？育て方・栽培方法｜植物図鑑

スズメノエンドウの特徴

スズメノエンドウは春に開花するマメ科の越年草です。野原や田畑、河原、花壇や植え込みなど、身近なところに自生します。同じマメ科ソラマメ属のカラスノエンドウよりも小さいのでスズメノエンドウというのが名前の由来です。

葉の先の巻きひげを伸ばし、周囲の植物に絡むようにして生長します。絡むものがなくても独立します。その場合、真直ぐと上にではなく、横に倒れるように伸びていきます。

スズメノエンドウは2～3㎜程度の非常に小さな花を花茎の先に4～6個咲かせます。花色は限りなく白に近い淡い紫色をしています。葉も花と同様に非常に華奢で、雑草が生い茂っているような場所では目立ちません。目立たないながらも群生をするので、満開の時期は草むらの中でも存在感を発揮します。

時期	1月	2月	3月	4月	5月	6月	7月	8月	9月	10月	11月	12月
開花
種まき

スズメノエンドウは日当たりの良い場所を好みます。

スズメノエンドウは水はけの良い土を好みます。市販の培養土で問題なく育ちます。

地植えのスズメノエンドウは根付いてからは特に水やりの必要はありません。

痩せ地でも育つ植物です。特に肥料の必要はありません。

アブラムシに注意します。見つけ次第駆除します。

スズメノエンドウは葉が黄色くなっていないもの、アブラムシがついていないものがいいでしょう。

スズメノエンドウの種まきは秋です。越年草なので、秋にまいて冬前に発芽し越冬します。

スズメノエンドウは根をいじられるのが苦手な一年草です。大きくなったものを植え付けるよりは、種子を採取して翌年に備えたほうが良いでしょう。

周囲の植物に絡み付いて困るようであれば支柱をしてください。

スズメノエンドウは一年草です。植え替えの必要はありません。

春3～5月頃に、直径2～3㎜程度の小さな花を咲かせます。花色は限りなく白に近い淡い紫です。群生地帯では満開時は草むらが煙っているように見えます。

花後小さなマメのサヤを付けます。中には大体2粒種子が入っています。熟して茶色くなるまで待って、サヤが弾けないうちに収穫します。

収獲した種子は風通しの良い冷暗所で保管して、秋にまきます。

スズメノエンドウは越年草です。特に必要な冬越しの作業はありません。

スズメノエンドウはこぼれ種で増えます。

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