コバノタツナミソウとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
コバノタツナミソウ
学名

Scutellaria indica var. parvifolia

和名
小葉立浪草
科名
シソ科
属名
タツナミソウ属
原産地
日本、中国、朝鮮半島、台湾

コバノタツナミソウの特徴

コバノタツナミソウは本州南部~九州にかけて分布しているタツナミソウの変種です。タツナミソウよりも一回り以上小さく、葉に毛が生えてビロード質になっています。海岸部などの路肩に生える”雑草”ではありますが、可愛らしい花と葉をしているため山野草として流通しています。

コバノタツナミソウの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 5~15cm
耐寒性 普通
耐暑性 強い
耐陰性 強い
花色 紫、桃、白
開花時期 春(秋に狂い咲きする場合あり)

コバノタツナミソウの種類

タツナミソウ桃花L1000880

コバノタツナミソウ(桃花)

桃色の花を咲かせるコバノタツナミソウです。紫花と同じく一般的によく見かける種類です。

タツナミソウ紫花L1000881

コバノタツナミソウ(紫花)

紫色の花を咲かせるコバノタツナミソウです。青紫のような色合いのものもあり、とても美しいです。

タツナミソウ白花L1000886

コバノタツナミソウ(白花)

コバノタツナミソウの一部の色素が欠落しているものです。混ざりのない純白の花が可憐です。

コバノタツナミソウの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
肥料
種まき
株分け
植え替え
植え付け
開花

コバノタツナミソウの栽培環境

日当たり・置き場所

コバノタツナミソウは屋外であれば置き場所を気にする必要はありませんが、できれば日向~半日陰のような場所に置くとよいでしょう。

用土

コバノタツナミソウはあまり土を選びません。鉢植えにする場合は花用の土を使うとよいでしょう。

コバノタツナミソウの育て方のポイント

日常の管理

コバノタツナミソウの花がらや枯れ葉を取り除きましょう。

水やり

地植えであれば水やりは必要ありません。鉢植えであれば土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出る位たっぷりと水やりをしましょう。

肥料

コバノタツナミソウが芽を出して暖かくなり始めたら緩効性の置き肥を与えましょう。開花後にお礼肥を与えると株が充実します。冬の間は施肥の必要はありません。

病害虫

コバノタツナミソウは病害虫の被害に遭いにくいですが、アブラムシが発生することがあります。薬剤を散布するなどして予防・駆除しましょう。

コバノタツナミソウの詳しい育て方

選び方

コバノタツナミソウは葉がしっかりとしていてしっかりと根付いているものを選びましょう。

種まき

コバノタツナミソウの種は採種したあと冷暗所で保管し、2~3月の春に播種をします。

植え付け

コバノタツナミソウは春か秋に植え付けます。植え付ける時は根鉢をなるべく崩さないようにして植え付けましょう。

植え替え・鉢替え

コバノタツナミソウは生長が早いため、鉢植えの場合は毎年春か秋に植え替えるようにしましょう。地植えの場合は必要ありません。

コバノタツナミソウは春に花茎の片面だけに花を咲かせます。この見た目が泡立つ波が寄ってくる姿を連想させるため、立浪草と呼ばれています。

コバノタツナミソウは春に花茎の片面だけに花を咲かせます。この見た目が泡立つ波が寄ってくる姿を連想させるため、立浪草と呼ばれています。

夏越し

コバノタツナミソウは暑さに強いため特に気にすることはありません。

冬越し

コバノタツナミソウは関東以南であれば問題なく屋外越冬します。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

コバノタツナミソウを植え替えるときに株分けをするとよいでしょう。1芽ずつ分けると生長が遅くなることがあるため、株を半分にするなどにした方がよいです。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。
監修している植物一覧を見る
植物の悩みならLOVEGREEN(ラブグリーン)のQ&A

人気の植物ランキング