センニンソウ(仙人草)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
センニンソウ(仙人草)
学名

Clematis terniflora

英名
Sweet Autumn Clematis
和名
仙人草
別名・流通名
ウマノハオトシ(馬の歯落とし)、ウマノハコボレ(馬歯欠)、ウシクワズ(牛食わず)
科名
キンポウゲ科
属名
センニンソウ属
原産地
日本、台湾、中国、朝鮮半島

センニンソウ(仙人草)の特徴

センニンソウ(仙人草)は、日本や中国などに自生する原種のクレマチス(フラミュラ系)でつる性多年草です。種の形が白い髭を生やした仙人を連想させることから名づけられました。

花の開花時期は夏から秋。小輪多花性で、白い小さな花が無数に開花します。生長力が旺盛で壁一面に白い花が無数に開花している様は圧巻です。その特徴からフェンス、アーチ、トレリスなどに這わせるクレマチスとして人気です。花にはほのかな香りもあります。

ただし、センニンソウ(仙人草)には毒性があり、茎を切った時に切り口からでる白い液体や濡れた花粉を触るとかぶれることがあります。

もともと日本で自生している植物なので、丈夫で扱いやすいクレマチスです。とても伸びますが、剪定で自由に仕立てることが可能です。

センニンソウ(仙人草)の詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 5~8m
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色
開花時期 7月~9月

センニンソウ(仙人草)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
開花
剪定

センニンソウ(仙人草)の栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと風通しの良い場所に植え付けましょう。ただし真夏は半日陰程度が適当です。

用土

水はけの良い土が適しています。鉢植えの場合は、草花用の培養土でも問題なく育ちます。

センニンソウ(仙人草)の育て方のポイント

水やり

根付いてからの水やりの必要はありません。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出てくるくらいたっぷりと水やりをしましょう。

肥料

地植えのセンニンソウ(仙人草)は、花つきが良いようなら特に与えなくても育ちます。鉢植えの場合は春と秋に緩効性肥料を与えます。

病害虫

比較的病害虫には強い系統です。風通しの悪いところに植え付けると、梅雨や長雨の時期にうどん粉病にやられることがあります。

センニンソウ(仙人草)の詳しい育て方

選び方

株元がぐらついていない葉の色が美しい株を選びましょう。

植え付け

センニンソウ(仙人草)は、クレマチスの中でも生長力のある種です。剪定で長さを調節することは可能ですが、本来とても伸びる性質なので植え付ける場所を伸びた後のことを考えた場所に植え付けましょう。

センニンソウ(仙人草)を始めとしたクレマチスは直根性です。移植を嫌う性質なので、地植えにする場合は定植する場所をよく考えて植えます。3号のポット苗で購入したクレマチスは、いきなり地植えにせず、鉢に植え替えて株を大きく育ててから地におろしましょう。使用する鉢は深さのある鉢が適しています。

植え付ける時は、地上部の1~2節が土に埋まるように深植えします。

仕立て方

センニンソウ(仙人草)は、とても丈が伸びる性質のクレマチスです。その性質を生かして、アーチ、フェンス、トレリスなどに這わせると、開花時はとても見事な植栽になります。つる性なので、仕立て方次第で色々と楽しむことができます。

剪定・切り戻し

花が終わったら2~3節を残して剪定します。

センニンソウ(仙人草)には毒性があり、茎を切った時に切り口からでる白い液体や濡れた花粉を触るとかぶれることがあります。剪定時に素手で触らない方が無難です。

センニンソウ(仙人草)は夏から秋にかけて咲くクレマチスです。暖地と寒冷地では咲き始めと咲き終わりが多少違います。

小輪多花性で、株が充実してくると壁が埋め尽くされるほどたくさんの花が開花します。

 

収穫

花は切り花として楽しむこともできます。

冬越し

センニンソウ(仙人草)は特別な冬越しの必要はありません。常緑多年草なので、冬も葉がありますが、寒冷地では落葉することもあります。

冬は生長が止まりますが、春になると芽が動き出します。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

センニンソウ(仙人草)は挿し木で増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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