エゴポディウム・バリエガータ(斑入りイワミツバ)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- エゴポディウム・バリエガータ(斑入りイワミツバ)
- 学名
Aegopodium podagraria ‘Variegata’
- 和名
- イワミツバ(岩三葉)
- 科名
- セリ科
- 属名
- イワミツバ属(エゴポディウム属)
- 原産地
- ヨーロッパ
エゴポディウム・バリエガータ(斑入りイワミツバ)の特徴
エゴポディウム・バリエガータは、セリ科の耐寒性多年草。明るいグリーンにクリーム色の斑が入った爽やかなカラーリーフ。半日陰~日陰を好み、強い直射日光に当たると葉焼けをおこすので、シェードガーデンの寄せ植えやハンギングバスケット、グランドカバーや樹木の下草に用いられます。暗いイメージになりがちな日の当たらない場所に植えると、パッと明るい雰囲気を演出できます。夏に涼しい地域では、日なたで育てることもできます。
エゴポディウム・バリエガータは、半日陰~日陰の湿り気のある場所で育てると葉が大きくなり、地下茎でどんどん広がります。鉢で育てると、それほど葉が大きくならずにコンパクトに育てることができます。エゴポディウム・バリエガータは、特に病気の心配も無く、丈夫でほとんど手をかけなくても育ちます。美しい葉は4月~10月頃に観賞することができ、冬は地上部を枯らして越冬します。
エゴポディウム・バリエガータは、6月頃にホワイトレースフラワーに似た白い花を咲かせます。
エゴポディウム・バリエガータ(斑入りイワミツバ)の詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 30cmほど |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 普通 |
耐陰性 | 強い |
花色 | 白 |
開花時期 | 6月頃 |
エゴポディウム・バリエガータ(斑入りイワミツバ)の育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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観賞期(葉) | ||||||||||||
開花 | ||||||||||||
植え付け・植え替え | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
株分け |
エゴポディウム・バリエガータ(斑入りイワミツバ)の栽培環境
日当たり・置き場所
エゴポディウム・バリエガータは強い直射日光が苦手です。半日陰~明るい日陰で管理すると葉色が美しく育ちます。
用土
エゴポディウム・バリエガータは水はけが良く、保水性も兼ね備えた土を好みます。市販の草花用培養土で問題なく育ちます。
エゴポディウム・バリエガータ(斑入りイワミツバ)の育て方のポイント
水やり
エゴポディウム・バリエガーは、乾燥すると生育が止まって葉色が悪くなります。株元の土が乾き始めたらたっぷりと水やりしましょう。真夏の水やりは、株が蒸れないように早朝か夕方以降の涼しい時間帯に行います。また、冬に地上部が枯れている間も極端に乾燥してしまわないように気を付けます。
肥料
エゴポディウム・バリエガータは、地植えの場合は肥料をほどんど必要としません。花をたくさん咲かせたいときは、春から秋の生育期に適量追肥しましょう。
鉢植えの場合は、春から秋の生育期に肥料を適量施すと新芽が次々と出ます。
病害虫
エゴポディウム・バリエガータには、アゲハ類の幼虫などがつくことがあります。日頃からニームや木酢液の希釈液をスプレーしたり、風通しを良くして病害虫を予防しましょう。
エゴポディウム・バリエガータ(斑入りイワミツバ)の詳しい育て方
選び方
エゴポディウム・バリエガータは、葉色が良くイキイキしている株を選びましょう。
植え付け
エゴポディウム・バリエガータは周年植え付けることができますが、最適期は春と秋です。強い直射日光が当たらない場所に植え、しっかり根づくまで乾燥させないように水やりしましょう。
剪定・切り戻し
エゴポディウム・バリエガータは、定期的に傷んだ葉をカットしておくと美しい状態が保てます。また、大きく育ちすぎたときは生育期に適宜切り戻しをすると新芽が出ます。
植え替え・鉢替え
エゴポディウム・バリエガータは、地植えの場合は植え替えの必要はありません。鉢植えの場合は、葉を大きくのびのびと育てたいときは株分けや植え替えが必要ですが、密生してコンパクトに育てたいときはそれほど頻繁に植え替えなくても大丈夫です。
花
エゴポディウム・バリエガータは、6月頃に白いレースフラワーのような花を咲かせます。花が終わったら花茎の根元で切っておきましょう。
夏越し
エゴポディウム・バリエガータは、夏の強い直射日光が苦手です。葉焼けをしてしまうので、地植えにする場合は、夏に明るい日陰になるような場所に植え付けましょう。鉢植えの場合も、できたら周年半日陰~明るい日陰の場所で管理します。
冬越し
エゴポディウム・バリエガータは、寒さに強いので特別な冬越し対策は必要ありません。ただ、地上部が枯れている冬の間にひどく乾燥してしまうと枯れてしまいます。乾燥が続く場合は適宜水やりを行いましょう。寒い時期の水やりは、土が凍ってしまわないように暖かい日中に行います。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
エゴポディウム・バリエガータは、株分けで増やすことができます。春か秋が株分けの適期です。