セリ・フラミンゴとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
セリ・フラミンゴ
学名

Oenanthe javanica

和名
五色セリ
別名・流通名
オエナンセ・ジャヴァニカ、斑入りセリ、ピンクバリエガータ
科名
セリ科
属名
セリ属
原産地
日本

セリ・フラミンゴの特徴

セリ・フラミンゴは、セリ科の耐寒性多年草。セリは春の七草のひとつで食用ですが、セリ・フラミンゴは観賞用の園芸品種です。ピンクがかった斑入り、美しい切れ込みのある繊細な葉は、花壇や寄せ植えの草花を引き立てるカラーリーフとしても重宝します。

斑の入り方は均一ではありません。色合いは季節によって違い、初夏はクリーム色、低温期はピンクの色が濃くなります。

極端な暑さや日差し、乾燥は苦手ですが、育て方は簡単です。ランナーを出して生長していくのでグランドカバープランツにもなります。

単体でも美しい色合いをしていますが、周囲の草花の花の色によって見え方は無限で、色合わせが楽しい素材です。環境に合えば初夏に白い花を咲かせます。

セリ・フラミンゴの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 15~30cm
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色
開花時期 7月~8月

セリ・フラミンゴの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
開花

セリ・フラミンゴの栽培環境

日当たり・置き場所

セリ・フラミンゴは半日陰程度の日当たりを好みます。湿地を好む性質のため、極端に乾燥した場所は向きません。

温暖地は半日陰~明るめの日陰、寒冷地では日向~半日陰くらいがよいでしょう。

鉢植えで管理しているなら、真夏の極端に強い日差しの時は鉢を移動すると葉焼けを防ぐことができます。

用土

極端に乾燥した場所以外は土質を選びません。鉢植えの場合は、草花用の培養土で問題なく育ちます。

セリ・フラミンゴの育て方のポイント

水やり

地植えは根付いてからの水やりは降雨に任せて問題ありません。

鉢植えは鉢の表面が乾いたらたっぷりと与えましょう。セリ類は湿地を好む性質があるため、極端な乾燥を嫌います。水切れに注意しましょう。

肥料

すでに草花が育っている場所なら無肥料で育てることができます。生育が悪い場合のみ与えます。

鉢植えは単体で植えるなら春と秋に緩効性肥料を与える程度、寄せ植えは他の草花の追肥のタイミングに合わせて問題ありません。

病害虫

目立った病害虫の害はありません。

セリ・フラミンゴの詳しい育て方

選び方

葉焼けを起こしていない、株元まで美しい葉色のものを選びましょう。

植え付け

鉢植えのセリ・フラミンゴは1年中、植え付け可能です。地植えは、春と秋が植え付けの適時です。

仕立て方

セリ・フラミンゴは、環境に合うとランナーを出し、各ランナーが地面に接地したところから根付いて広がっていきます。込み合った部分、増えすぎた部分は間引いて管理しましょう。

剪定・切り戻し

特に何もしなくても育ちますが、伸びすぎた場合は株元で切り戻すと新芽が芽吹き、コンパクトに仕立てることができます。

植え替え・鉢替え

鉢植えのセリ・フラミンゴは、1年に1度、植え替えをしましょう。

初夏にレースフラワーに似た白い花が開花します。

夏越し

セリ・フラミンゴは、夏の強い直射日光が苦手です。葉焼けをしてしまうので、地植えにする場合は夏に半日陰~明るい日陰になるような場所に植え付けましょう。

鉢植えの場合は、葉の状態を見ながら半日陰~明るい日陰に鉢を移動しましょう。

冬越し

耐寒性があるため特別な冬越しの必要はありません。地域によっては地上部分は葉がなくなったり、葉が少ない場合がありますが、春に株元から新芽が芽吹きます。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

セリ・フラミンゴはランナーを出して、それぞれのランナーが接地したところに根付いて増えていきます。増やしたい場合は、伸びたランナーを土を入れたポット苗に乗せて水やりをしていると根付くので、根付いたら元株からカットするとよいでしょう。

エゴポディウム・バリエガータとの違い

同じセリ科の草花で白い斑入りのエゴポディウム・バリエガータは、セリ・フラミンゴより大きい葉をしています。どちらも同じように管理できますが、エゴポディウム・バリエガータは地下茎で増えるのに対して、セリ・フラミンゴはランナーで増える違いがあります。

 

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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