ジャーマンダーセージとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

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植物名
ジャーマンダーセージ
学名

Salvia chamaedryoides

英名
Germander sage、Mexican blue sage
和名
サルビア・カマエドリオイデス
科名
シソ科
属名
アキギリ属
原産地
メキシコ

ジャーマンダーセージの特徴

ジャーマンダーセージは初夏から秋にかけて美しいブルーの花を長くたくさん咲かせる宿根草のセージです。銀灰色やシルバーグリーンとも表現される葉と花色とのコントラストが美しく、庭や花壇に植えると花がない時期もカラーリーフとして楽しむことができます。

セージ類の中では小型種で草丈は生長しても40cmくらいのため、利用範囲が高い草花です。株はブッシュ状に茂り、旺盛に葉を出して生長するため、伸びすぎたら切り戻しをすると姿の良い株を維持できます。

初夏から晩秋まで長くたくさんの花が開花します。透明感のある青い花は、気温が低くなると、より深みを増し、季節によっても多少花色が変わります。冬期は温暖地であれば葉を残して越冬します。

花のひとつひとつが小さく、葉も細かいので繊細な雰囲気もあります。丈夫な性質で環境に合えば植えっぱなしで毎年開花する丈夫な宿根草です。

ジャーマンダーセージの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 30~40cm
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色
開花時期 6月~11月

ジャーマンダーセージの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
開花

ジャーマンダーセージの栽培環境

日当たり・置き場所

ジャーマンダーセージは、日当たりと風通しが良い場所が適しています。半日陰程度なら栽培可能ですが、花つきが悪くなります。

小型種なので鉢植えや寄せ植えにも利用できます。

用土

ジャーマンダーセージは多湿に弱いので、水はけの良い土が適しています。

鉢植えで育てる場合は草花用の培養土やハーブの土が向いています。

ジャーマンダーセージの育て方のポイント

水やり

ジャーマンダーセージは、乾燥気味の土を好みます。地植えは、根付いてからは水やりの必要はありません。

鉢植えは、鉢の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出てくるくらいたっぷりとを目安に水やりをしましょう。

冬のジャーマンダーセージは、地域によって落葉する場合と常緑で越冬する場合があります。鉢植えは水やりを忘れないようにしましょう。

肥料

春と秋に緩効性肥料を与える程度で十分です。地植えはほぼ無肥料で育つことが多いですが、生育が思わしくないようなら与えましょう。

病害虫

病害虫の害は、ほとんどありません。

ジャーマンダーセージの詳しい育て方

選び方

株元まで葉が茂っている姿形の良い苗を選びましょう。

植え付け

地植えの植え付けは、春に行うのが一般的です。暖地なら秋でも植え付けが可能です。ブッシュ状に横に広がるので、隣の植物との間隔は広めに取りましょう。

摘芯(摘心)・摘果

春から初夏にかけて摘芯をすると、脇芽が増えて花数が多くなるとともに、姿形が整います。

剪定・切り戻し

株が乱れてきたら切り戻して整えましょう。ジャーマンダーセージは秋の花色がとても美しい品種です。大幅な切り戻しは夏までとし、以降は終わった花茎を切る程度にして秋から晩秋の花を楽しみましょう。

ジャーマンダーセージ

茎の至る所から脇芽を出し、それぞれの頂点に花がつきます。混あっている茎、枯れた茎は剪定しましょう。株元は次第に木化してきます。脇芽を出させるために剪定をする際は、芽が出ている上でカットするようにしましょう。

植え替え・鉢替え

鉢植えの場合は根が回りやすいので、1~2年に一度植え替えをしましょう。

地域によって花の咲き始めは差がありますが、初夏から晩秋まで長くたくさんの花が開花します。花が終わったら花穂を剪定しましょう。

冬越し

温暖地では冬も常緑で越冬します。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

株分けと挿し木で増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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