カーペットカスミソウとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
カーペットカスミソウ
学名

Gypsophila cerastioides

別名・流通名
尾上マンテマ(オノエマンテマ)、ヒマラヤカスミソウ
科名
ナデシコ科
属名
カスミソウ属
原産地
ヒマラヤ

カーペットカスミソウの特徴

カーペットカスミソウは、白い花びらに薄紫の筋が入った花径1cmくらいの小さな花を咲かせる耐寒性多年草。カスミソウの仲間でヒマラヤを原産とし、山の上の草原や雑木林に自生しています。一見カスミソウの仲間に見えにくいのですが、よく見ると花の形はそっくりなことがわかります。矮性でマット状に広がって咲くので、カーペットカスミソウの名前が付きました。別名では尾上マンテマ(オノエマンテマ)と呼ばれますが、「尾上」とは山の頂の意味で、山の高い場所に育つ植物に付けられる言葉なので、山の上の涼しい環境を好むことがわかります。草丈は20cmほどで、葉は卵の形でうぶ毛が生えています。

日当たりと水はけの良い場所で育てます。高温多湿が苦手なので、夏は風通しの良い場所で管理しましょう。高温期に雨が続くような時は、軒下に移動させます。鉢植えの場合は、山野草の土を使うと状態良く育ちます。見た目は繊細ですが意外と丈夫な植物で、夏越しが上手にできると周年楽しめます。耐寒性がありますが、冬は地上部を枯らして越冬します。鉢植え、寄せ植え、ハンギングバスケット、グランドカバーなどに用いられます。

カーペットカスミソウの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 20cm
耐寒性 強い
耐暑性 普通
花色
開花時期 4月~7月

カーペットカスミソウの種類

カーペットカスミソウ(オノエマンテマ)・バリエガータ

カーペットカスミソウの斑入りタイプ。

カーペットカスミソウの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け・植え替え
肥料

カーペットカスミソウの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと水はけの良い場所で育てましょう。高温多湿が苦手なため、梅雨や夏には半日陰や明るい日陰の涼しい場所で管理します。

用土

市販の草花用の培養土でも育てることができますが、山野草用の土を使うと蒸れにくく、夏越ししやすいです。

カーペットカスミソウの育て方のポイント

日常の管理

蒸れに弱いため、長雨が続く場合は、鉢植えは雨が当たらない軒下などに移動させます。

水やり

湿気を嫌うので、株元の土が乾いていない時は水やりをせず、乾いたら鉢底から流れ出るくらい水やりしましょう。水が花にかからないように、なるべく株元に水やりします。

肥料

肥料をそれほどたくさん必要とする植物ではありませんが、春と秋に緩効性肥料を少量与えると状態良く育ちます。

病害虫

アブラムシハダニがつくことがあります。見つけたらすぐに対処しましょう。

カーペットカスミソウの詳しい育て方

選び方

株元が蒸れていないもの、根がしっかり張っている状態の苗を選びましょう。

植え付け

植え付けの適期は春。根を少し崩してから植え付けます。

地植えの場合は、一年中半日陰や明るい日陰になる場所に植えましょう。

剪定・切り戻し

春に花が一通り咲き終わったら、切り戻すと脇芽が出て再び咲きます。梅雨前に切り戻しすると、過湿を防いで風通し良く夏越しできます。

植え替え・鉢替え

植え替えの適期は春です。

鉢植えの場合は、鉢が窮屈になってきたら一回り大きい鉢に新しい土を使って植え替えましょう。

地植えの場合は、特に植え替える必要はありません。

咲き終わった花をそのままにしておくと、病害虫が発生しやすくなります。花がらを取ったり、少し切り戻しておくと次々と花が咲きやすくなります。

夏越し

高温多湿に弱いので、鉢植えは、梅雨や夏は風通しの良い半日陰や明るい日陰に移動させます。

冬越し

耐寒性があるため、特別な冬越し対策は必要ありません。地上部は寒さで枯れますが、枯れた部分を短くカットし、冬の間は乾かし気味に水やりを続けると、春に再び芽吹きます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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