フロックス・クリームブリュレとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- フロックス・クリームブリュレ
- 学名
Phlox drummondii ‘CremeBrulee’
- 別名・流通名
- フロックス・グランディーフローラ クリームブリュレ
- 科名
- ハナシノブ科
- 属名
- フロックス属
- 原産地
- 園芸種(イギリスで作出)
フロックス・クリームブリュレの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 30~40cm |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 弱い |
花色 | クリーム色系複色(個体差があり花色が豊富) |
開花時期 | 3月~7月 |
フロックス・クリームブリュレは、春から初夏に開花するハナシノブ科フロックス属の一年草です。
クリーム色のニュアンスカラーの花色は個体差があり、クリーム色の単色、中心が紫や赤みを帯びるもの、赤みが強いものなどがあります。株元から複数の茎が伸び、茎先に複数の花が花房となり、ひとつの花房でも色幅があります。
絞り模様のような大人っぽい複色の花は、合わせる花によっても見た目が変わり、色合わせが楽しくなる草花です。春に咲く一年草の中では比較的遅くまで花が開花し、花がら摘みをこまめに行えばたくさんの花を楽しむことができます。
フロックス・クリームブリュレの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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種まき | ||||||||||||
開花 |
フロックス・クリームブリュレの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い環境が適しています。
用土
乾燥気味を好むので、水はけの良い土が適しています。
鉢植えは、草花用の培養土で栽培可能です。
フロックス・クリームブリュレの育て方のポイント
水やり
地植えは、根付いてからの水やりは必要なく、降雨に任せます。
鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。
うどん粉病の害にあいやすいため、葉が常に濡れているような状態にせず、水やりは株元の土に与えることを意識して与えましょう。乾燥気味を好みますが、完全に水切れを起こすと、急に弱るので注意します。
肥料
多花性の植物なので、定期的に追肥します。緩効性肥料でも液体肥料でもやりやすい方で構いません。
肥料が切れると、葉が黄色くなったり花付きが悪くなります。株の様子を日ごろからチェックしましょう。
フロックス・クリームブリュレの詳しい育て方
選び方
葉の色が生き生きとした緑色で、つぼみがたくさんついた苗を選びましょう。フロックス・クリームブリュレは、色幅が豊富な草花なので、好みの色を選ぶ楽しみがあります。
似たような品種として、紫色系の「フロックス・シュガースターズ」や「フロックス・チェリーキャラメル」などもあります。
種まき
温暖地では秋、寒冷地では春がまきどきです。
たくさんの量が必要な場合は、育苗トレーに種をまいてからポットに移植します。少量でよい場合は、ポットに数粒ずつまき、良い芽を残して育苗すると移植の手間が省けます。直まきも可能です。いずれも種をまいたら、軽く土をかぶせて発芽を待ちます。
植え付け
庭への植え付けは、本格的な寒さが来る前の秋か、霜の心配がなくなったころに行いましょう。
霜のおりる時期に苗を購入したら、早めに鉢植えに植え替えましょう。ポット苗のまま長期間置いておくと、土が少ないため生長が悪くなります。
フロックス・クリームブリュレは、上にも伸びますが、横にも茎を伸ばします。蒸れに弱い性質なので、隣の植物との間隔は余裕をもって植え付けましょう。
摘芯(摘心)・摘果
種から育てる場合は、摘心(ピンチ)をしながら育苗すると、茎の数が増えて花が多くなります。
▼こちらでフロックスを使って摘心について詳しくご紹介しています
花
春から初夏に開花します。茎の頂点に複数の花が固まって咲き、いっぺんに咲かず少しずつ開花します。すべての花が咲き終わったら花がらを摘み取ります。花がら摘みをこまめに行うと、長くたくさんの花を楽しむことができます。脇から茎が出てくるので、次の蕾まで切らないようにしましょう。
収穫
花もちが良いため切り花として楽しむことができ、流通もしています。
冬越し
霜が降りる時期は、庭への植え付けを避けましょう。
秋に種まきをしたものは、冬は育苗期間です。冬の間にピンチ(摘心)をしながら育てると、茎数が増え花数の多い株になります。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
種で増やすことができます。