ショウジョウバカマとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ショウジョウバカマ
- 学名
Heloniopsis orientalis
- 英名
- Japanese hyacinth
- 和名
- 猩々袴
- 科名
- シュロソウ科
- 属名
- ショウジョウバカマ属
- 原産地
- 日本、南千島、サハリン
ショウジョウバカマの特徴
ショウジョウバカマは、山地や森林の少し湿り気のある場所の低地から高地まで幅広い地域に自生する多年草です。春から初夏にかけて楚々とした可憐な花が開花します。猩々袴(ショウジョウバカマ)の名は、赤紫の花を中国の伝説上の動物の猩々に、幅広の葉を袴に見立てたことにちなむという説のほか、いくつかの説があります。
地際に付くように密集する葉はロゼット状となり、春になると株元から花茎が10cmほど伸びて開花し、開花後、花茎が50cm以上になります。日本の広い地域に分布する植物なので、日差しなどが好みの状況であれば栽培は比較的容易です。
ショウジョウバカマの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 10~50cm |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 普通 |
花色 | ピンク、紫、白 |
開花時期 | 3月~6月 |
ショウジョウバカマの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 |
ショウジョウバカマの栽培環境
日当たり・置き場所
半日陰から明るめの日陰程度の環境を好みます。夏に強い西日が長時間当たるような場所への植え付けは不向きです。
用土
土質は選びませんが、湿り気のある土を好みます。水はけと水保ちが良い土が適しています。
鉢植えは、山野草の培養土で栽培可能です。
ショウジョウバカマの育て方のポイント
水やり
地植えは、植え付け直後以外は水やりの必要はありません。極端に乾燥が続く場合のみ与えましょう。
鉢植えは、鉢の表面の土が乾いてきたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。
肥料
元肥を入れて植え付け、それ以降は春と秋に緩効性肥料を株元に与えます。
ただし、自然の循環ができていて、周囲の草花が問題なく開花している土なら与えなくても栽培可能です。
病害虫
目立った病害虫の害はありません。
ショウジョウバカマの詳しい育て方
選び方
葉に傷みがないものを選びましょう。白花種、斑入り種などもあります。
植え付け
花が終わった春から初夏が植え付け適時です。
植え替え・鉢替え
鉢植えは、1~2年に一度、春か秋に植え替えを行いましょう。
花
花茎が伸びたショウジョウバカマ
温暖地では春、寒冷地では初夏が開花時期です。株元から花茎を伸ばし、開花したては草丈10cmほどですが、その後、花茎を伸ばし50cm近くになり、花色が変化していきます。
夏越し
鉢植えは、風通しの良い半日陰程度の場所に移動させましょう。
冬越し
耐寒性があるので特別な作業の必要はありませんが、寒風に当たり続けると株が傷みます。鉢植えは、置き場所を工夫しましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
種まき、株分け、葉挿しで増やすことができます。