フッキソウとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- フッキソウ
- 学名
Pachysandra terminalis
- 英名
- Japanese pachysandra
- 和名
- 富貴草
- 別名・流通名
- 吉祥草(キッショウソウ)、吉事草(キチジソウ)
- 科名
- ツゲ科
- 属名
- フッキソウ属
- 原産地
- 日本、東アジア
フッキソウの特徴
フッキソウは、ツゲ科フッキソウ属の常緑低木です。高さ15~20cmと低いので、園芸上は多年草のように扱われています。枝は、地面を這うように広がり、途中で斜めに立ち上がって上に向かって葉を展開します。葉はツヤのある濃いグリーンで常緑、縁には穏やかな鋸歯があり、放射状に広げる姿が美しい植物です。あまり手入れをしなくても草姿が乱れず、耐陰性もあることから、日陰のグランドカバーとして人気があります。また、斑入り種もあり、日陰の庭に明るい雰囲気を演出してくれます。
3月~5月に茎の先に、グリーンか白の小さな花を咲かせます。あまり目立たない花ですが、4本の白いおしべだけが目を引きます。学名の Pachysandra は「太いおしべ」という意味で、フッキソウの花の特徴に由来しています。フッキソウ(富貴草)という名前は、常緑であることから繁栄を祝うという意味で名付けられました。他に吉祥草(キッショウソウ)や吉事草(キチジソウ)という別名もあります。
フッキソウの詳細情報
園芸分類 | 庭木、常緑 |
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草丈・樹高 | 15~20cm |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
耐陰性 | 強い |
花色 | 白~グリーン |
開花時期 | 3月~5月 |
フッキソウの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 | ||||||||||||
植え付け | ||||||||||||
植え替え |
フッキソウの栽培環境
日当たり・置き場所
半日陰から日陰を好みます。比較的暗い場所でも育ちますが、まったく日が当たらないような日陰では育ちません。
用土
あまり土壌を選びません。鉢植えは、市販の園芸用培養土で問題なく育てられます。
フッキソウの育て方のポイント
水やり
乾燥が苦手です。地植え、鉢植え共に、表土が乾いたら水やりしましょう。
肥料
特に必要としません。生育が悪いような時は、様子を見て緩効性肥料を施します。
病害虫
特に目立った病害虫の被害はありません。
フッキソウの詳しい育て方
選び方
葉の色ツヤが良く、株元が安定しているものを選びましょう。
植え付け
ほぼ一年中植え付けられます。12月~2月の厳寒期は、株に負担がかかるので避けた方がよいでしょう。
剪定・切り戻し
自然に姿が整うので、剪定の必要はありません。丈が高くなってきたと感じたら、先端を刈り込みます。
植え替え・鉢替え
厳寒期の12月~2月を避ければ、ほぼ一年中植え替えられます。鉢底から根が見えるようになったら、一回り大きな鉢に植え替えます。
花
フッキソウは、3月~5月に小さな目立たない花を咲かせます。
冬越し
フッキソウは常緑です。特に必要な冬越しの作業はありません。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
株分けか挿し木で増やすことができます。フッキソウは倒れた茎から根が出るので、その部分を切り取って挿し穂にします。