ミントブッシュとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ミントブッシュ
- 学名
Prostanthera
- 別名・流通名
- プロスタンテラ
- 科名
- シソ科
- 属名
- プロスタンテラ属
- 原産地
- オーストラリア
ミントブッシュの特徴
ミントブッシュは、オーストラリア原産のシソ科の半耐寒性常緑低木。春から初夏に口唇状の淡い紫色の花が開花します。ミントに似た爽やかな香りがあり、若い苗はカラーリーフプランツとして寄せ植えの材料に使われています。地植えにすると1m以上になり、横にも広がりながらブッシュ状に生長し、葉が密集し刈り込みに耐えるため、生垣として利用することもできます。葉が細かく繊細な見た目ですが、病害虫の害はほとんどなく、丈夫で管理がしやすい植物です。
ミントブッシュの詳細情報
園芸分類 | 庭木、常緑 |
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草丈・樹高 | 20~200cm |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 強い |
花色 | 紫、ピンク、白 |
開花時期 | 3月~5月 |
ミントブッシュの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 |
ミントブッシュの栽培環境
日当たり・置き場所
日向~半日陰程度の風通しの良い場所を好みます。真夏に強い西日が長時間当たる場所への植え付けは避けましょう。耐寒性はさほどないため、温暖地なら地植えが可能です。
用土
水はけと水保ちの良い肥沃な土を好みます。
鉢植えは、一般的な培養土で栽培可能です。
ミントブッシュの育て方のポイント
水やり
地植えは、根付いてからは水やりの必要はありません。適度な湿り気のある土を好むため、乾燥した日が続く場合は与えましょう。
鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら、たっぷりと水やりをします。
肥料
春と秋に緩効性肥料を与えましょう。
病害虫
目立った病害虫の害はありません。
ミントブッシュの詳しい育て方
選び方
3号ポットの苗から流通しています。品種によって葉が丸いものや細めのものなど葉の形が違うほか、斑入り種もあります。こだわりがある方は複数の品種を見比べるとよいでしょう。
植え付け
春から初夏が植え付け適期です。自然樹形で育てた場合、品種にもよりますが、ブッシュ状に生長しながら最終樹高は2m程度になります。横にも広がるので、隣の植物との間隔は広く取りましょう。
植え付け方
根鉢のサイズの倍の幅と深さの穴を掘り、腐葉土や堆肥を土に混ぜ込んで植え付けましょう。植え付けたらたっぷりと水やりを行います。植え付け直後はぐらつきやすいため、しばらくは注意深く様子を見るようにしましょう。
ミントブッシュは、ポット苗サイズから流通しています。ポット苗で購入した場合は、最初の数年は鉢植えで栽培し、少しずつ鉢を大きくしてから地面に下ろしたほうがよいでしょう。
仕立て方
ポット苗サイズのミントブッシュは、寄せ植えのカラーリーフプランツとしても利用されています。
剪定・切り戻し
不要な枝、混みあった枝を剪定する程度で構いません。開花後に切り戻し剪定をすると、高さを抑えることができ、脇枝が増えるため翌年の花数が多くなります。
植え替え・鉢替え
鉢植えは、1~2年に一度、一回り大きな鉢に植え替えましょう。
花
春から初夏にかけて開花します。
冬越し
さほど寒さには強くないため、株元にマルチングをすると寒さ除けになります。寒冷地では冬は室内に取り込み、昼間は日光に当てるなどの工夫が必要です。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
挿し木で増やすことができます。