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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑71-80件 / 全1363件

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プリムラ・ポリアンサ

  • プリムラ・ポリアンサは、サクラソウ属の西洋サクラソウの一種です。プリムラ・べリスなど、数種の原種のプリムラを交配して育成されました。 似た花のプリムラ・ジュリアンは、ポリアンサと原種のプリムラを交配して作られたものです。ポリアンサとジュリアンの違いは、ジュリアンの方がポリアンサより花が小ぶりで株も小型です。近年はポリアンサとジュリアンを交配した品種もあるため、見分けがつきにくいこともあります。 育種がとても盛んで、色や咲き方のバリエーションが増え、冬から春の花壇や寄せ植えの材料として人気の草花です。本来は多年草ですが、日本のような高温多湿の気候を好まないため、春までの一年草として扱われることがほとんどです。梅雨から夏の日差しや水はけを工夫すれば、夏を越し、多年草として育てることも可能です。

プリムラ・ジュリアン

  • プリムラ・ジュリアンは、西洋サクラソウの一種です。日本国内でプリムラ・ポリアンサとコーカサス地方原産のプリムラをもとに交配し、1970年代に登場したプリムラです。ポリアンサとジュリアンの違いは、ジュリアンの方がポリアンサより花が小ぶりで株も小型です。近年は、ポリアンサとジュリアンを交配した品種もあるため、見分けがつきにくいこともあります。 育種がとても盛んで、色や咲き方のバリエーションが増え、冬から春の花壇や寄せ植えの材料として人気の草花です。本来は多年草ですが、日本のような高温多湿の気候を好まないため、春までの一年草として扱われることがほとんどです。梅雨から夏の日差しや水はけを工夫すれば、夏を越し、多年草として育てることも可能です。

カタクリ(片栗)

  • カタクリ(片栗)は、ユリ科の多年草。まだ雪の残る森や山林でいちはやく紫の花を咲かせ、春の訪れを告げてくれる存在で「スプリングエフェメラル=春の妖精」とも表現されます。下向きに咲く花は、開花とともに花弁が反り返り、曇りや雨、夜になると花が閉じます。花後、草木が勢い良く生い茂る初夏には早々と地上部を枯らして休眠に入ります。 カタクリ(片栗)の球根(鱗茎)からは良質なデンプンが取れるため、かつてはカタクリ(片栗)の球根から抽出したデンプンを片栗粉として調理に用いていましたが、生産量が少ないため近年ではジャガイモやサツマイモから抽出したデンプンが用いられるようになりました。原材料が変わった後も、片栗粉という名前のみが残っています。 都市開発や森林の荒廃、乱獲などで一時は群生地が少なくなりましたが、保護活動によって再び花を見られるようになった地域もあります。

ナワシロイチゴ

  • ナワシロイチゴは、バラ科の落葉低木。野生のキイチゴの一種で、日本全国の野原、林縁、道端などに自生しています。つる性で地を這うように生長し、それぞれの節から茎が出て、茎の頂点に花や実をつけます。5月~6月に咲くピンクの花はとてもかわいらしい姿をしていますが、花びらが全開せず少し開いた先から雌しべが出ている見た目からか、あまり目立ちません。花後、赤くてキラキラしたキイチゴが実り、明るい緑色の葉と赤い実の色合いが足元を彩ります。甘酸っぱい実は、生食のほかジャムや果実酒の材料として利用できます。 環境に合った場所に植えれば放任で育ち、這うように生長するほか地下茎でも広がる繁殖力の強い植物です。    

宿根リナリア

  • 宿根リナリアは、初夏から秋に穂状の花を咲かせる耐寒性多年草。花色は紫みを帯びたピンク、淡いピンク、白の3種があります。ひとつひとつの花はとても小さく繊細で、風に揺れるように咲く姿がとても美しい草花です。花も魅力的ですが、シルバーグリーンの葉の色もさわやかで、花のない時期もカラーリーフとして楽しめます。 一年草のリナリアと宿根リナリアは、開花時期、花色、草丈などが異なります。一年草のリナリアは春から初夏が開花時期ですが、宿根リナリアは初夏から咲き始め、切り戻しておくと再び秋に開花します。 多年草の中では短命な部類ですが、こぼれ種でも繁殖していくため環境に合えば次第に広がっていきます。草丈が50cm以上になる優し気な雰囲気の花は、ナチュラルガーデンやメドウガーデンの植栽におすすめの草花です。

雪割草(ユキワリソウ)

  • 雪割草(ユキワリソウ)はキンポウゲ科ミスミソウ属の多年草で、主に雪が積もる地域に自生しています。早春に多くの花に先駆けて開花し、雪を割るようにして花を咲かせることが名前の由来で、春を告げる花として親しまれています。 雪割草(ユキワリソウ)という名は、ミスミソウ(三角草)、オオミスミソウ(大三角草)、スハマソウ(洲浜草)、ケスハマソウ(毛洲浜草)の4種類の総称です。園芸苗として流通しているのは、おもにオオミスミソウ(大三角草)です。 雪割草(ユキワリソウ)は、日差しがさしたときだけ花が開き、曇りの日は花は開きません。1株から次々と花を咲かせ、環境が合えば育てやすい植物です。 花びらに見えるのは「がく片」で、がくに見える部分は茎葉です。別名の「三角草(ミスミソウ)」は、葉が三角形であることにちなみます。おしべもめしべも数が決まっているわけではなく、変異しやすいため多種多様な形が生み出され、人々を魅了し続けています。

アイスランドポピー

  • アイスランドポピーはケシ科の多年草で、寒冷な気候の地域に分布し、山岳地帯の岩場、砂地の草原などに自生しています。日本には大正時代初期に渡来し、春の花壇を彩る花として親しまれています。本来は多年草ですが、日本の夏の高温多湿にとても弱く枯れてしまうため、秋まきの一年草として扱われています。細い茎の先に、薄紙のような花びらの花を咲かせます。切り花の「ポピー」として流通量が多いのはアイスランドポピーです。 アイスランドポピーは、シベリアで発見されたことからシベリア雛罌粟(シベリアヒナゲシ)と呼ばれていましたが、シベリアの気候がアイスランドに似ていることからアイスランドポピーと呼ばれるようになりました。 同じケシ属の近縁種には、ヒナゲシ(シャーレーポピー)やオリエンタルポピーがあります。アイスランドポピーは寒冷地に分布していることから、他のポピーより開花する時期が早いのが特徴です。ヒナゲシは茎を分枝させて花を咲かせるのに対して、アイスランドポピーの茎は、分枝せず一本の茎に一輪の花が咲きます。また、ヒナゲシには伸びた茎に葉が付きますが、アイスランドポピーは分枝せずに株元から茎を伸ばすため、茎に葉がありません。 国内にはアイスランドポピーの花畑が観光名所となっているところが多数あります。カラフルな色のアイスランドポピーが一面に咲いている姿はとても美しく、見事な光景で人気です。

モッコウバラ

  • モッコウバラは、中国原産の一季咲きの原種のつるバラです。非常に強健で病害虫の害も少なく、トゲもないので育てやすく、庭木や公園などさまざまな空間に植えられています。 数多くのバラの中でも開花が早く、4月~5月にカスタードクリームのような優しい黄色の花が開花し、花色は黄色のほか白花もあります。直径2~3cm程度の小ぶりな花を枝先に5~10輪くらい房のようにたわわに咲かせ、枝一面に開花している姿はとても美しく、道行く人の目を捉えます。 モッコウバラは強健であると同時に生育も旺盛で、放任すると10m以上伸びます。開花後に早めに剪定を行い樹形を整えることと、適宜誘引を行い、枝が暴れないように管理することが必要です。その伸びる力を生かし、フェンスに沿わせたりアーチにするなど、誘引の仕方次第でさまざまなデザインに仕立てることができます。

アセビ(馬酔木)

  • アセビ(馬酔木)は、日本各地に自生するツツジ科の常緑低木。光沢のある明るいグリーンの葉は、手のひらを広げたように放射状に付いています。適応できる環境が多く、さほど手入れの必要がないので、個人宅の庭木、ビルのエントランス植栽、公園、街路樹など幅広く利用されています。街中で見かけるアセビ(馬酔木)はきちんと刈り込まれ、樹形が整えられていますが、山野では大きく生長し、放任だと樹高が5mを越すことがあります。 アセビ(馬酔木)は、早春にドウダンツツジやスズランに似た白く小さな壺状の花が開花します。顔を近づけるとほのかに芳香があるのも特徴です。 「馬酔木」の名前の由来は、文字通り馬がこの木を食べると酔ったようになってしまったことにちなみます。毒性があるので、口に入れることのないように気を付けてください。

サクラソウ(桜草)

  • サクラソウ(Primula sieboldii)は、日本に自生するサクラソウ科サクラソウ属の多年草です。桜によく似たかわいらしい花を咲かせることから、江戸時代から人々の間で春の代表的な草花として愛されてきました。育種が盛んで品種が多く存在します。色はピンク系濃淡や白、紫などの単色のほか複色もあり、カラーバリエーションが豊富です。一般的な桜の花びらに似たものをはじめ、花弁に切れ込みが入るものなど、咲き方も多種多様です。 園芸の中でサクラソウ(桜草)と表現されるのは、日本の自生種の日本サクラソウ(Primula sieboldii)です。西洋サクラソウと表現される種類は、プリムラの名で流通し多くの種類や品種があります。  

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