宿根リナリアの育て方|植物図鑑

植物名
宿根リナリア
学名

Linaria purpurea

科名
ゴマノハグサ科
属名
リナリア属
原産地
ヨーロッパ

宿根リナリアの特徴

宿根リナリアは穂状の花を初夏から秋に咲かせる耐寒性のある宿根草です。(多年草)です。ひとつひとつの花はとても小さく繊細で、風に揺れるように咲く姿がとても美しい草花です。宿根リナリアは花も魅力的ですが、シルバーグリーンの葉の色もさわやかで花のない冬場の葉っぱだけの時期もカラーリーフとして楽しめます。

一年草のリナリアと宿根リナリアは花ひとつひとつの形は金魚草の花の形をしていますが、開花時期、花色、花丈などがまったく違います。一年草のリナリアは春に開花しますが、宿根リナリアは初夏から秋にかけて開花します。

宿根リナリアの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 50cm~1m
耐寒性 強い
耐暑性 普通
花色 ピンク、紫ピンク、白
開花時期 5月~7月

宿根リナリアの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け
肥料

宿根リナリアの栽培環境

日当たり・置き場所

宿根リナリアは日当たりがよく風通しのよい場所が適しています。

用土

宿根リナリアは水はけがよい土を好みます。市販の花と野菜の培養土で問題なく育ちます。

宿根リナリアの育て方のポイント

水やり

宿根リナリアは乾燥を好むので、乾かし気味に管理することが大切です。また、終わった花がらはまめに摘み取ったほうが長い期間花を楽しめます。

 

肥料

地植えの宿根リナリアは他の草花が問題なく開花している場所なら肥料を特に与える必要はありません。

鉢植えの宿根リナリアは開花期間中の春と秋や花が一通り咲いた後の切り戻し後に、緩効性化成肥料を控えめに与えます。

病害虫

アブラムシとイモムシにやられることがあります。どちらも早期発見が大切です。

若い苗の段階で立ち枯れ病に注意が必要です。苗床はできるだけ乾燥気味に育てることが大切です。

宿根リナリアの詳しい育て方

選び方

株元の葉がきれいな苗を選びましょう。

植え付け

春と秋が適時ですが、根を傷めないようにすれば真夏と真冬を除く時期ならいつでも植え付け可能です。宿根リナリアは50cm以上の花丈があるので、花壇の中間~後方に植えるのに向く草花です。

生長すると株が大きくなるので隣の草花との間隔は広めに取りましょう。大きくなる草花ですが、他の植物を侵食するようなことはなくシルバーリーフの葉も美しいことから隣の草花も引き立ててくれる役割もしてくれます。

剪定・切り戻し

花が一通り終わった時と冬前に株元から切り戻しをしましょう。

宿根リナリアの花は5月~7月が開花時期ですが、一通り花が終わったら切り戻しをしておくとしばらくすると返り咲くことがあります。

夏越し

夏の暑さには若干弱いので夏前に切り戻しをした方がきれいな株を保ちます。

冬越し

木枯らしが吹くころになったら株元でバッサリと切り戻しをしましょう。宿根リナリアは冬でも地上部分に葉っぱがある多年草です。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

宿根リナリアは種で増やすことができます。環境にあうとこぼれ種が発芽します。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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