マツバボタン(松葉牡丹)
- マツバボタン(松葉牡丹)は、ブラジルやアルゼンチン原産の草花。露地で冬越しすることが難しいため一年草として扱われています。葉が松、花が牡丹に似ていることが名前の由来です。別名の爪切り草(ツメキリソウ)は、爪で茎を切って挿しておくと簡単に増やせることにちなみます。 分枝性が強く、匍匐しながら広がります。茎先に咲く花は、赤、ピンク、黄色、オレンジ、白、複色など、発色の良い色を中心に豊富な色幅があります。花形も一重、八重咲き、万重咲きまであり、コンパクトな品種もあります。 晴れた日に開花する一日花で朝に開いた花は昼前にしぼむことから、Eleven o’clockの名があります。品種改良によって曇天時にも開花し、夕方まで咲く品種が育成され、園芸店で流通しているものはほとんどが夕方まで開花します。多肉質で暑さと乾燥に非常に強く、夏の花壇や屋上などの日差しの強い場所への植栽に適した草花です。カラフルな花は、強い日差しにも負けることなく咲き誇ります。