ホテイアオイとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ホテイアオイ
- 学名
Eichhornia crassipes
- 英名
- Water hyacinth
- 科名
- ミズアオイ科
- 属名
- ホテイアオイ属
- 原産地
- 南アメリカ
ホテイアオイの特徴
ホテイアオイは沼や池、小川など、流れの緩やかな水辺に生息する水草です。ホテイアオイの一番の特徴は、葉柄と言われる葉の付け根の部分が膨らみ、浮袋のような役割を果たしているところです。この浮袋のように膨らんだ葉柄を七福神の布袋さんに見立てたのが、名前の由来だと言われています。
ホテイアオイは繁殖力が強く、子株をたくさん作り群生します。花は青に近い淡い紫色で美しく、観賞価値が高いとされています。ホテイアオイの花を楽しむには日照が必要になるので、屋外で育てたほうがいいでしょう。耐寒性は弱く冬には枯れてしまうので、日本では一年草として扱われていますが、5℃で越冬します。
日照さえ確保できれば非常に丈夫な植物なので、室内で水槽に入れて水草として栽培したり、メダカなどの小魚と一緒に入れてビオトープを楽しむこともできます。
ホテイアオイの詳細情報
園芸分類 | 水生植物 |
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草丈・樹高 | 15~30cm |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 薄紫 |
開花時期 | 7~9月 |
ホテイアオイの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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植え付け | ||||||||||||
植え替え | ||||||||||||
開花 |
ホテイアオイの栽培環境
日当たり・置き場所
ホテイアオイは日当たりが良い場所を好みます。特に花を楽しみに育てる場合は、日当たりの良い場所で管理しましょう。室内の水槽のホテイアオイは、日当たりの良い窓辺などで管理します。
温度
ホテイアオイは耐寒性が弱く、5℃以下で枯れてしまいます。冬越しをさせる場合は、日当たりの良い室内に取り込み、5℃以下にならないように管理します。
用土
ホテイアオイは浮草なので、用土は特に必要としません。水に浸かっていれば育ちます。
ホテイアオイの育て方のポイント
水やり
ホテイアオイは水草です。常に水に浸かっているように管理してください。
肥料
ホテイアオイは繁殖力が旺盛で、肥料を与えると一気に増えます。増やしたくない場合は肥料を与えないようにしましょう。
病害虫
目立った病害虫の被害はほとんどありません。
ホテイアオイの詳しい育て方
選び方
できるだけ葉の色が濃く、つやのあるものを選びます。
植え付け
ホテイアオイの植え付けは水に浮かべるだけです。特に必要な作業はありません。植え付けは水温が上がってくる5~8月くらいに行います。
間引き
子株を増やして群生していく水草です。増えすぎて困るような場合は、子株を摘み取るようにします。
剪定・切り戻し
ホテイアオイは剪定の必要はありませんが、枯れた葉をそのままにしておくと水が汚れて腐っていくので、まめに摘み取るようにします。
植え替え・鉢替え
ホテイアオイの植え替えは水温が上がってから、5~8月に行います。新しい容器に水を貼って浮かべるだけなので、特に必要な作業はありません。
花
7~9月に青味がかった薄紫色の美しい花を咲かせます。ホテイアオイの花を咲かせるには日照が必要です。日当たりの良い場所で管理してください。
夏越し
ホテイアオイは夏が生長期です。特に必要な夏越しの作業はありません。
冬越し
ホテイアオイは日本では一年草ですので、冬には枯れてしまいます。越冬させる場合は、日当たりの良い室内に取り込み、5℃以下にならないように管理してください。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
ホテイアオイは株分けで増やせます。