ハバネロの育て方・栽培|植物図鑑

植物名
ハバネロ
学名

Capsicum chinense

英名
Habanero Chilli
科名
ナス科
属名
トウガラシ属
原産地
メキシコのユカタン半島

ハバネロの特徴

一般的なトウガラシのように細長い形状ではなく、トマトとピーマンを掛け合わせたような丸型の形状をしています。果実の色はオレンジ色が主流ですが、他にも赤色や黄色、まれに白色のものが存在しています。食用部分は果実ですが、果実には強い皮膚刺激性があるため、収穫時や調理時には手袋とゴーグル等を着用してください。もし手や目に果汁が付着してしまった場合は、すぐに水で洗い流してください。果実の味は非常に強い辛味を持っており、特にヘタ周辺や種がつく胎座が最も辛いと言われています。けれども果実の匂いは柑橘系の爽やかな香りをしています。

ハバネロの詳細情報

園芸分類 野菜
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
花色
開花時期 6月~7月頃

ハバネロの種類・品種

主な品種として「オレンジライプ」「カリビアンレッド」「レッドサビナ」があります。一般的に流通しているのは「オレンジライプ」で、赤い果実の品種は「カリビアンレッド」になります。ちなみに、以前世界一辛いトウガラシとしてギネス認定されていた品種は「レッドサビナ」です。

世界一辛いトウガラシについて

世間的にはハバネロは世界一辛い食材であるイメージが強いでしょう。確かにハバネロ(レッドサビナ種)は1994年に「世界一辛いトウガラシ」として認定されました。しかし、ハバネロは既に世界一の座から降ろされていたのです。ハバネロを世界一の座から降ろしたのは2006年に申請された「SBカプマックス」という品種です。けれども2007年にこの品種も「ブート・ジョロキア」という品種によって世界一の座を降ろされています。その後もこれらを上回る辛さを誇るトウガラシが発見されていきますが、現在ギネスに大量のトウガラシが申請されているため、今の世界一はどの品種なのか不明瞭な状態になっています。

ハバネロの種は保存しておこう

ハバネロは寒さに弱いため、霜が降りる時期になると枯れてしまいます。そのため翌年も栽培したいのであれば、乾燥させた種を密閉容器に入れ、冷暗所に保管しておくと良いでしょう。この保管する種は、完熟した果実から採種します。

ハバネロの名産地が日本にもある!?

ハバネロの原産地がメキシコであるため、中米や南米だけで生産されているイメージがありますが、実は日本でも生産している地域があります。その地域は京都府亀岡市です。亀岡市は日本で唯一商業としてハバネロを生産しており、亀岡市の特産品として挙げられています。

ハバネロの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
植え替え
開花
収穫
肥料

ハバネロの栽培環境

用土

水はけは良く通気性があれば、市販の培養土などで問題ありません。ただし使用する土には緩効性肥料で元肥してください。

ハバネロの育て方のポイント

水やり

種まき後は常に土が湿っている状態を維持します。発芽後は夕方には土の表面が白く乾いている程度の水を午前中に与えます。しかし、真夏は日中に水が乾きやすいため、夕方にも水を与えるようにしてください。

肥料

元肥の肥料分が無くなった頃に追肥を始めます。2週間に1度のペースで行い、肥料分が不足してくると果実が小さくなるため、収穫するまで追肥しましょう。

病害虫

害虫としてアブラムシや夜盗虫がつくことがあるため、見つけたら駆除してください。特にアブラムシは苗にウイルスを伝染させて、モザイク病を引き起こす原因になることが多いです。
アブラムシ:アブラムシは3月から5月に多く発生する害虫です。新芽や茎、若い葉や葉の裏にくっついて吸汁して株を弱らせます。春から秋に発生するので見つけ次第、駆除しましょう。
ヨトウムシ:ヨトウムシはヨトウガの幼虫で、年に2回ほど発生します。ハスモンヨトウ、シトシタヨトウなどの種類も含めヨトウムシと呼ばれてます。昼間は土の中に隠れていて、夜になると一斉に出てきて活動します。幼虫は葉や茎部分を集団で食害するため、葉が気づいたら丸坊主になっていることがあります。一度に大量に産卵します。葉裏に大量に卵を産み付けるので、これが孵化しないうちに葉ごと処分をしましょう。こまめに葉裏もチェックするようにしましょう。孵化していた場合群生するため比較的見つけやすいです。見つけたら捕殺しましょう。
モザイク病:モザイク病はアブラムシ、アザミウマ、コナジラミなどがウィルスの媒介をします。感染してしまうと、葉が濃淡のモザイクとなり委縮し、果実にも奇形やモザイク模様を生じます。このやっかいな媒介虫たちは葉で合成されるアミノ酸が大好きです。アミノ酸は、過剰な肥料投入などで、窒素成分を野菜に与え過ぎると発生しやすくなります。正しい量の肥料を心がけることが大切。発生してしまった場合、ウイルスは治す薬がありませんので、発生部位を除去することが拡大を防ぐ方法です。

ハバネロの詳しい育て方

選び方

葉は大きく厚みがあり色が濃いもので、茎は太さがあり、節間が短く、先端が止まっていないものを選びます。

種まき

夜間の温度が20℃くらいの時期に種まきを行います。土に水を与えて湿らしてから種を蒔きます。種に土をかぶせ過ぎると発芽の妨げになるため、種が少し見えるくらいの量で覆土してください。地植えの場合は、40cm位の間隔を取って種を蒔いてください。

植え付け

本葉が4~5枚程度出てきたら根を傷つけないよう、日当たりのよい場所に植え付けをします。鉢植えで育てる場合は大きめの鉢に植え付けると株が大きく育ちます。また株のそばに風に倒させないよう支柱を立ててください。

剪定・切り戻し

基本的に剪定を行う必要はありません。間引きは、隣接する苗の葉同士が重なるのであれば、丈夫な苗を1本残して引き抜きます。

収穫

白い花が咲いてから2週間後くらいには未熟な青い実が生ります。この青い実でも収穫できますが、完熟して風味のよいオレンジ色の実を収穫したいのであれば、さらに2週間ほど収穫を待ちます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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