記事カテゴリ

LOVEGREEN便り

マイクロきゅうり(きゅうりメロン)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • マイクロきゅうり(きゅうりメロン)
  • マイクロきゅうり
  • マイクロきゅうり(きゅうりメロン)
植物名
マイクロきゅうり(きゅうりメロン)
学名

Melothria scabra Naudin

英名
Cucamelon, Mouse Melon
和名
クカメロン、ガーキンメロトリア、
科名
ウリ科
属名
メロトリア属
原産地
メキシコ

マイクロきゅうり(きゅうりメロン)の特徴

マイクロきゅうり(きゅうりメロン)は、メキシコ原産のウリ科メロトリア属のつる性一年草です。名前にきゅうりやメロンとありますが、きゅうりやメロンはキュウリ属のため、植物分類的にはきゅうりやメロンとは違います。その他にもクカメロン、ガーキンメロトリアなど、様々な呼び名があります。葉や花の形状、育て方はきゅうりと同じですが、実は夏だけでなく、晩秋まで収穫できます。

マイクロきゅうり(きゅうりメロン)は、夏に小さな黄色い花が咲いた後、2cmほどの実をつけます。実はサラダやピクルスなどに利用されます。野菜としての流通はまだわずかです。

マイクロきゅうり(きゅうりメロン)の詳細情報

園芸分類 野菜
草丈・樹高 2~4m
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
耐陰性 黄色
花色 黄色
開花時期 7月~11月

グリーンカーテン素材としておすすめのマイクロきゅうり(きゅうりメロン)

マイクロきゅうり

マイクロきゅうり(きゅうりメロン)は育てやすく、実が小さく、葉もさほど大きくないため、夏のグリーンカーテン素材として軽量で扱いやすい植物です。誘引さえすれば、ほぼ放任で栽培できます。

 

マイクロきゅうり(きゅうりメロン)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
開花
収穫

マイクロきゅうり(きゅうりメロン)の栽培環境

日当たり・置き場所

マイクロきゅうり(きゅうりメロン)は日当たりを好みます。風通しの良い場所で育てましょう。

用土

プランター栽培のマイクロきゅうり(きゅうりメロン)は、野菜用の培養土で育てましょう。

畑栽培のマイクロきゅうり(きゅうりメロン)は、植え付け前に土を耕す準備が必要です。まず植え付けの2週間前位には石灰を入れ耕しましょう。その1週間後に堆肥と元肥を入れ土になじませます。

窒素分を含む肥料は、石灰と合わさることで窒素分がアンモニアガスとなって消失してしまうため、同時に使用してはいけません。そのため、石灰と肥料を合わせて使用する際は最低でも1~2週間ほど日数をあけて投入することをおすすめします。

なお、この場合の石灰とは「消石灰」や「苦土石灰」をさします。牡蠣殻などの「有機石灰」ではそのような化学反応は起きないので、どうしても堆肥と石灰を使用するために必要な日数がない場合は「有機石灰」の使用をおすすめします。

マイクロきゅうり(きゅうりメロン)の育て方のポイント

水やり

畑や庭植えは、雨にまかせて問題ない場合もありますが、土の乾き具合の様子を見ながら水やりをしましょう。

鉢植えの場合は、鉢の表面が乾いたらたっぷりと与えましょう。

肥料

肥えた土ならさほど肥料を与えなくても栽培できます。肥料を与えすぎると、うどん粉病にかかりやすくなる場合もあります。肥料は一気に与えず、控えめに施しながら様子を見て追肥しましょう。

病害虫

害虫:ハモグリバエ(エカキムシ)

マイクロきゅうり(きゅうりメロン)

害虫:ウリハムシ

ウリ科の野菜の葉を好み、食害を受けると、次第に葉がボロボロになっていきます。ウリハムシとは、別名「ウリバエ」ともいわれる甲虫類(こうちゅうるい)の一種です。

病気:うどんこ病

マイクロきゅうり(きゅうりメロン)

梅雨や秋の長雨による蒸れ、肥料の与えすぎはうどん粉病の原因になることがあります。風通し良く育てることが大切です。

マイクロきゅうり(きゅうりメロン)の詳しい育て方

種まき

マイクロキュウリの発芽適温は17~25℃です。発芽適温で種まきをすれば発芽は容易です。

マイクロキュウリ

発芽までの日数は約5日~20日程度です。

植え付け

マイクロきゅうり(きゅうりメロン)の植え付け適期は、十分暖かくなったゴールデンウィークの頃です。種から育てた場合は本葉が3~4枚くらいになったころが植え付け時です。

梅雨や長雨による雨の跳ね返りは病害虫の原因となるため、株元は敷き藁などでマルチングをするとよいでしょう。

仕立て方

マイクロきゅうり(きゅうりメロン)はつる性のため、誘引ネットなどの這わせる何かにつるを誘引させて栽培します。夏のグリーンカーテンの素材としても最適です。実が小さく葉もさほど大きくないので、軽量な支柱と誘引ネットで栽培可能です。気温が高くなってくると次々とつるを伸ばすので、手の届く範囲でネットに這わせるようにします。

マイクロきゅうり(きゅうりメロン)

きゅうりと同様、マイクロきゅうり(きゅうりメロン)の花には雄花と雌花があります。実がなる雌花は花のお尻の部分が膨らんできて実になります。

収穫

7月頃から秋まで収穫できます。収穫のタイミングは実が2cmくらいのサイズになった頃です。

冬越し

晩秋に実がつかなくなったら株を抜き取りましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

マイクロきゅうり(きゅうりメロン)は種で増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。
監修している植物一覧を見る
植物の悩みならLOVEGREEN(ラブグリーン)のQ&A

人気の植物ランキング

TOP