植えっぱなしでどんどん増える球根の花|オオアマナ
金子三保子
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Ornithogalum umbellatum
トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは春から初夏にかけて開花する球根の花「オオアマナ」
ユリ科のアマナ似でアマナより大ぶりなことが名前の由来ですが、オオアマナはオーニソガラムの仲間で、分類的には別の植物です。
晩春から初夏に星型の純白のかわいらしい花が開花し、英名ではStar of Bethlehem(ベツレヘムの星)と呼ばれています。
星形で花弁の内側は純白、外側はグリーンで、つぼみの時と開花した時の色合いが変わり、王冠のような雄しべも魅力的。
園芸植物として日本に入り、今ではあちこちで野生化しています。丈夫で繁殖力が強く、植えっぱなしで管理でき、分球して広がります。群生する姿は花のカーペットのようで、息を飲む美しさです。
ピンクのカタバミとオオアマナ。同じ季節に咲く花と混ざり合って咲く姿は、自然が創り出す色合いにはっとさせられます。
ハナニラ
遠目でみると、春に咲く球根の花、ハナニラと似ています。ハナニラは1本の茎から1つの花が開花しますが、オオアマナは複数の花が開花するので、見分けるのは簡単です。
開花時期も少し違います。ハナニラの方が少し早く、ソメイヨシノが咲くころが見ごろ。オオアマナは、八重桜が咲く頃の晩春から初夏が開花時期です。
庭に植えてみたい方は、学名の「オーニソガラム・ウンベラタム」の名で球根が出回っています。秋植え球根なので、チューリップの球根が流通するころに探してみてください。
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