純白の花が美しいナンジャモンジャの木【初夏に花が咲く木】

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金子三保子

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トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのはナンジャモンジャの木。モクセイ科の落葉高木です。

八重桜の見ごろもそろそろ終わり。日差しが少し強くなり、春から初夏へと季節が巡る時期です。

ヒトツバタゴ(ナンジャモンジャの木)

数日前の晴れた日に自転車で散歩していたところ、青空に映える白い花に出会いました。ナンジャモンジャの木です。正式名はヒトツバタゴですが、ナンジャモンジャの木の方が馴染みがあるかもしれません。

ナンジャモンジャというのは、何の木かわからない見慣れない大きな木のことを表現する言葉で、ヒトツバタゴのほかボタイジュなど、いくつかの木がそう呼ばれています。中でもヒトツバタゴが一番メジャーな存在です。

ヒトツバタゴは、愛知、岐阜、長野、長崎県津島などの一部の地域に自生しているモクセイ科の落葉高木。自生種は環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されています。

日本原産のヒトツバタゴは最大で20~30mになる高木ですが、庭木として人気なのはアメリカ原産の「アメリカヒトツバタゴ」や「一才性ヒトツバタゴ」の名で流通する若木のうちから花が咲き、最大でも10m程度になる種類です。

 

ヒトツバタゴ(ナンジャモンジャの木)

この花つき!枝一面を覆いつくすように花が開花し、なんだか心が洗われるような色あいです。

純白の花、若葉、青空…… 初夏にぴったりの爽やかな雰囲気。花期はさほど長くないので、ベストタイミングの満開の時期に出会えるとそれだけで嬉しい気分になりました。

 

 

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金子三保子

フラワーコーディネーター、フォトグラファー、ライター。 2022年6月、日東書院本社より「植物のきもち ~がんばりすぎないガーデニング」出版。 ギフトや装花などのフラワーコーディネート、自身でコーディネートした作品の撮影、雑誌や会員情報誌への提案など幅広く活動中。現在は植物に関する記事の執筆にも携わる。庭仕事はライフワーク。映画「余命1ヶ月の花嫁」ブーケ製作。

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