バッタ、カタツムリによる観葉植物の食害と防除方法
LOVEGREEN編集部
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観葉植物の大事な葉を食害する厄介な害虫、バッタとカタツムリの防除方法と実際に食害にあった植物をご紹介します。
目次
観葉植物の食害
観葉植物に限らず、植物を栽培している時に対策しないといけないのが昆虫などによる食害です。特に花苗や野菜を育てている方は、ヨトウムシやアオムシなどイモムシ類の食害に悩まされることも多いかと思います。
観葉植物の場合、ヨトウムシなどのイモムシ類による食害はあまりないのですが、ナメクジやカタツムリ、バッタなどによる食害が発生することがあります。
完全に室内栽培していれば滅多にありませんが、暖かい時期だけベランダや庭などの屋外で育てている、という方は食害に気を付けましょう。
バッタによる食害
▲開花期にバッタに食害されたグズマニア
個人的に被害にあって厄介だなと思ったのはバッタです。大食漢で一度に食べる量が多く、あっという間にボロボロにされてしまいます。
しかも新しく柔らかい葉から優先して食べていくので葉をトリミングしてきれいにすることもできません。
▲丸坊主にされたティランジア・スークレイ
天井から吊るすようにして育てていたティランジアも丸坊主にされていました。すぐ隣にも他のティランジアを吊るしていたのですが、なぜかスークレイのみピンポイントで食害されていました。おそらく並んでいる中でスークレイが最も葉が柔らかいので食べやすかったのでしょう。
枯れることはありませんが、ここまで食害されると子株を出させて再度作り直すしかないですね。
バッタの防除方法
一般家庭で農薬などでバッタを防除するのは難しいので、寄ってこないように防虫ネットを張ったり目視で発見しだい取り除くようにしましょう。
私の温室ではカマキリが餌を求めてよく住み着いているので、バッタを捕食してくれるよう願いながら放置していますが、正直、カマキリが1匹2匹いた程度では大きな効果は感じられません。
ただ、いないよりはマシだと思うので、カマキリを見つけても追い出す必要はないでしょう。
カタツムリによる食害
▲カタツムリに食害されたプセウドリプサリス
カタツムリも非常に厄介で、昼間は隠れていて夜に出てくるので発見しにくいです。しかもバッタに勝るとも劣らぬ食欲で、あっという間に穴だらけにされてしまいます。
カタツムリも出たての柔らかい新葉から食べていきます。葉が幅広のリプサリスなどは一気に見栄えが悪くなりますし、なにより花が咲かなくなってしまうのがつらいですね。
カタツムリの防除方法
基本的にナメクジと同じで、農薬と捕殺で防除していきましょう。
スラゴなどカタツムリやナメクジ以外には毒性の低い農薬もあるので、梅雨前などカタツムリが発生する頃に撒いておけば予防になります。
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