花が開く前に出荷!ハイビスカス生産の竹原園芸に聞く管理方法や生産現場

大曽根百代

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生産者に聞く」で紹介した竹原園芸さんにハイビスカスの生産現場を見せていただきました。

ハイビスカスはどのように栽培されているのでしょうか、出荷する時は花が開く前に出荷されるそうです。ハイビスカスの性質、大きくなってしまった時の管理方法などを伺いましたので紹介いたします。

 

生産の様子

小さい苗のハイビスカス。中々ポットに植わっている姿をみることは珍しいのではないでしょうか。これを5寸鉢に鉢上げし大きくさせて出荷されます。ちなみに手前のピンクの種類は『フラムルージュ』という品種で斑入りのハイビスカスです。


この大きさの姿が見慣れている姿ですね。蕾の色が付いたら出荷となります。

 

ベンチの下にアルミホイルのようなシートが敷いてあるのですが、このシートは「ミラーシート」といい、日光を反射させてさらに光を確保させたい場合に使用します。苗の段階で既にシートは使われており、遮光を全く行わないで栽培するので上からも下からも光をガンガンに当てます。なので栽培されている方は暑さが大変だとおっしゃっておりました。

 

開いた花は摘んだ状態、蕾が色づいた状態で出荷します。ハイビスカスは通常1日花。1日で花は終わってしまうのです。竹原園芸さんで生産されている『ロングライフ』という品種は名前の通り、普通のハイビスカスより花持ちがよく、通常3日程持ち、秋ごろになると5日ほど咲き続けるそうです。ですが出荷されて店頭に並ぶころには花が全部散ってしまうので、そういうことがないよう開花してない状態で出荷します。

 

花を摘んで処分された様子。花がら置き場は華やかに。しばらく時間が経っても萎れないようで、その日捨てられた花はきれいなままでした。

 

先ほど紹介した斑入りの品種『フラムルージュ』。秋になると紅葉し、銅葉になるそうです。花は小さい赤い花が咲きます。3色のコントラストがきれいなハイビスカスです。開花時期は9月~10月と少し遅めです。

 

管理方法

難しそう…とイメージがあるかもしれませんが、実は簡単なのだそうです。水をあげすぎても肥料をあげすぎても枯れず、塩梅が難しいという方にピッタリ!

その反面高温多湿を好む植物なので、水切れに注意が必要です。水切れさせてしまうと花が落ちてしまう原因になりますので気を付けなければいけません。成長期も肥料をたくさん必要とします。液体肥料と置くタイプの固形肥料を与えます。

虫が気になるようであれば、オルトラン粒剤を株元に置きましょう。

冬越し

生育適温は15℃~25℃なので、寒さに弱く特に霜に当てると枯れてしまいます。冬は縁側に置くか日当たりのいい室内に取り込むのが無難です。室内は乾燥しますので水切れに注意しましょう。

 

翌年の管理

成長が早いのでなるべく1年に1回植え替えをするとよりいいそうです。このように根がたくさん出るので、だんだん土がなくなってしまいすぐ水が切れてしまったり成長が悪くなる原因になります。

 

一回り大きな鉢に鉢増しするか、根を半分にカットして同じ鉢に植えなおすかの作業を行うといいそうです。その時上も半分カットします。指で示した位置あたりでカットします。

 

なるべく葉の付いてる節でカットを。

 

剪定時期は少し秋口あたり。問題は11月頃まで花が咲いているので切る勇気があるかどうか、だそうです(笑)

 

今回お聞きした生産者さんは

栃木県宇都宮市でハイビスカスやシクラメンを

栽培されている竹原園芸さんです。

竹原園芸さんのfacebook

 

夏の花のイメージですが、意外と開花期は長いので夏を過ぎても楽しめます。秋ごろが一番いい状態で、季節感がずれてしまいそうです長く鑑賞できるお花です。水と肥料をたくさんあげて、翌年またきれいな花を咲かせてみてください♪

 

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千葉大学園芸学部を卒業後、園芸店に勤め、販売だけなく植物をきちんと理解したいと思い、千葉大の苗生産部にて植物の生産業(花苗)に従事。その後、多肉植物の生産を経験。現在は多肉植物の販売サポートやバラの管理業務をしています。多肉だけでなく植物全般好きで、宿根草なども育てています。最近はマイクロ胡蝶蘭とバンダにも挑戦中。より植物の魅力を感じ、皆様にもその魅力と生産者情報を記事としてこれからも発信していきます。

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