春庭の苗選びポイント|畑やかとうふぁーむの自然に育つ庭づくり【4月】
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畑やかとうふぁーむ代表加藤隆行とガーデンプランナーの渡部陽子が共著で、植物苗生産者の目線で、植物との向き合い方や、庭づくりのポイントなどをお伝える本連載。
桜の季節もそろそろ終わり、新緑の季節になる地域もあれば、これから桜の見頃を迎える地域にお住まいの方もいらっしゃるでしょう。
地域の差はあれど、暖かな日が多くなり、園芸店やホームセンターへ花苗を買いに出かけたくなりますね。
今回は良い苗の選び方についてお伝えしましょう。
良い苗を選ぶポイント
徒長していないがっちりした苗

ポット苗イメージ
節間が詰まって徒長してない株を選びましょう。
徒長というのは、茎がヒョロヒョロとよわよわしく伸びてしまっている状態。隣りの植物との間隔が狭く、株と株が触れ合ったままだと上に伸びてしまい、ひ弱な状態になってしまいます。株元がグラグラしていたら要注意です。
生き生きとした葉色の苗
葉色が薄く、黄色の葉が目立つ株は肥料不足かもしれません。植物本来の美しい葉色の苗を選びましょう。

品種により葉色やカタチもバラエティ豊かな苗
根張りの良い苗
苗の状態で大事なのは見えない部分、つまり根の状態です。見た目で分かりにくいので、売り場で確認するのは難しいですね。
根がポットの中でしっかり張っているかは、ポットの底穴から根が見えるどうかで判断しましょう。

根張りの良いペチュニアの苗。白く細かい根が全体に広がっている
開花前の苗を購入、または花を剪定してから植え付けを
購入する苗がどんな花を咲かせるのかは一番知りたいところだと思います。また、花付きの株を購入して植えるとお庭が華やかになりますよね。
ただ、生産者目線からみると植物が花を咲かせるには相当なエネルギーが必要になります。つまりそれだけ株が疲れてしまうのです。さらに苗を植え付ける際に根を傷つけてしまい、植物が弱ってしまうこともあります。
次々に咲き続ける品種であれば、咲いている花を剪定してから植えることをおすすめします。
植物をよく調べてお庭の環境に合う品種を選ぶ
植える場所の日照条件や土壌条件、植物の生育環境との相性などをよく調べてから購入しましょう。
苗ラベルで生育特性を確認したり、今ならスマートフォンで簡単に調べることもできますね。
加えて、地域特有の気候条件も把握することも必要です。たとえば「うちの庭は風が強い」「冬は極寒でマイナス20℃になる」「夏は酷暑で40℃越えの日もある」といったリアルな環境を考えて、それに耐えうる品種を選びましょう。地元の環境をよく知る店員さんにアドバイスを頂くのもおすすめです。

以上の5つのポイントを覚えて園芸店へでかけましょう。
春のガーデニングライフを楽しんでくださいね!

畑や かとうふぁーむ(左:代表加藤隆行 右:ガーデンプランナー渡部陽子)
新潟市にある植物苗の生産農場。苗づくりから庭づくりまでをモットーに、年間約600品種の宿根草・一年草を生産・販売し、植栽施工までをサポート。植栽環境にあった品種を提案して、植栽後も植物が「自分の力で育つ」庭づくりを提唱する。
畑や かとうふぁーむホームページ







































