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世界の植物紀行 – 四代目金岡又右衛門 – 「オーストラリアの希少なマクロザミア」前編 – 自生地での姿

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今回はオーストラリア・クイーンズランド州で近年、公的に採取が許可された大型希少植物「マクロザミア・ムーレイ(Macrozamia moorei)」に出逢うために自生地に向かうことにした。

目次

自生地を目指す旅の始まり

「マクロザミア・ムーレイ」はワシントン条約AppendixⅡ(付属書Ⅱ)に属するオーストラリア原産の希少な植物である。また、オーストラリアならどこでも見かけられるかというとそうではなく限られた地区だけになる。そのムーレイに出逢うためオーストラリアのパートナーと共に自生地へと向かった。

まずは朝ブリスベン郊外のパートナーの事務所を出発し、片道約700km先の目的地近くのINJUNE(インジュン)という小さな町をめざした。

畑や大陸ならではの平原の中をひたすら走り続け、途中列車との並走や、大型車両と何度もすれ違いながらひたすら走り続ける。

 

そして途中ランチ休憩をはさみ、中継地点であるROMA(ローマ)に夕方到着した。ここからは目的地近くまで約2時間。目的地付近は宿泊施設も少ないため、ここROMAで宿泊となる。オーストラリアでROMAというのは少し不思議な感じもするが、この街はある植物でとても有名な街なのである。

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ボトルツリーの聖地ROMA(ローマ)

その植物はオーストラリアを代表するボトルツリー。街を歩くと、至る所に素敵なフォルムのボトルツリーが植栽されている。まさにボトルツリーの聖地ともいえる。ボトルツリーファンの方がいれば、是非この街を訪れることをお勧めしたい。

 

そのような素敵な光景を眺めながら、ディナーをいただいた後、興奮で眠気が全くないが、翌朝の出発に向けて無理やりベッドに入り、眠れぬ夜を過ごした。

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\自生地目前!インジュンに到着/

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