世界の植物紀行 – 四代目金岡又右衛門 – 「オーストラリアの希少なマクロザミア」前編 – 自生地での姿

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マクロザミア・ムーレイの自生地での姿

そしてその木肌は真っ黒である。以前紹介させていただいたグラスツリーと同じく、ブッシュファイヤーで焼かれ表面が炭化しているのである。きっと長い歴史において何度も何度も炎に包まれて来たのであろう。その黒光りした姿は、厳しい中で生き残ってきた力強さを表す勲章のようにも感じた。

 

中には岩の間などユニークな場所から生えているものもある。

 

さらにユニークな色んな条件が重なり、地を這う龍のようにも見える形状のムーレイもある。本当に素敵である。そのような個性的なムーレイに圧倒されながら、しばし時間の経つのを忘れるほどにパートナーと一喜一憂しながら、多くのムーレイに見入っていた。

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マクロザミア・ムーレイの採取

そして、その後はすでに現地で掘り上げ作業を始めているチームの進捗状況の確認とヘルプに向かった。ムーレイは幹が太くかなり重い植物のため、掘り上げだけでもかなりの時間を要する。

 そのような中、丁寧に掘り出し、4WDの車に積み込んでいく。そして悪路を突き進み、中継地点でもある洗浄施設へと4WDにて運び込む。大きなものはクレーンなどを持ち込み山中から運び出す。

そして根のカットや洗浄のための施設までに順番に運び込んでいった。

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