【植物と暮らす4コマ】「フタバちゃん」-クリスマス編-

クリスマスの時期、何の曲が浮かびますか？
わたしは”We wish a merry christmas”です。

子どものころ、玄関に大きなクリスマスツリーを飾りました。
毎年11月に母と一緒に飾るのですが、おうちのかたちをしたオルゴールを一番初めに出して、それを流しながらクリスマスツリーの飾りつけをするのがクリスマスの最初の楽しみだったなあと思います。

そのオルゴールの曲が”We wish a merry christmas”でした。

母と二人でこの歌を口ずさみながらクリスマスツリーを組み立ててオーナメントを飾るのです。どのオーナメントが好き？と毎年同じことを質問して、ママはこれが好きなんだっけ？わたしはこれかな、などと言い合ったことを覚えています。

電気を消した廊下の天井にピカピカと光る電飾の明かりがうつって綺麗だったことや玄関の目の前だった私と両親の寝る部屋で一人先に寝かされてドアを閉めると怖いのですこしだけ開いた隙間からはいってくる光、クリスマスのときだけ食卓に出てくる食器。

クリスマスはクリスマスの当日にプレゼントをもらうだけじゃなくて、準備する期間も楽しいものですよね。自分にとってのクリスマスはそんな風に母と準備した思い出が大きく、自分の娘にとってのクリスマスの思い出は何が一番になるんだろうなと考えるのです。

セブのクリスマスは準備する期間が長すぎるぐらいに長いのが特徴です。「-ber　month」はクリスマス月のスタートということで、September（9月）からクリスマスの準備が始まり、October（10月）、Novenmber（11月）、December（12月）をクリスマス気分で過ごします。
一年中暑い国ですから、クリスマスを感じるのは気温でも何でもなく、モールの中に出現するクリスマスツリーのコーナーと、そこら中に流れ始めるクリスマスソング。

貝殻で作られた星のかたちのクリスマス飾りが街中で売られているのを娘と見ながら、プレゼントの相談をしたりクリスマスパーティーの洋服を考えたり。今からとっても楽しみです。

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中高短で美術を学び、卒業後観葉植物も扱う雑貨店で店長、バイヤーを担当。産後LOVEGREEN編集部で季節や庭木、虫の記事担当しつつ、説明や挿絵などで再び絵を描き始める。Botapiiでもエディブルガーデン他のイラストを担当。縁あって現在はフィリピンのセブ在住。ダイビングリゾートで広報も担当している為、海の中やマクロダイビングの世界に夢中。魚より珊瑚やホヤ、海藻など植物寄りの世界が好き。勘と勢いで生きている。